UFCW調べ:COVID-19に感染し欠勤した平均日数は20日間(8/9)

【ロサンゼルス9日】国際食品商事労働組合(UFCW)とネブラスカ大学医療センター(UNMC)の調査によると、Covid-19のウイルスは食品、食料品、その他の産業における重要な第一線の労働者にとって依然として重要な懸念材料であることがわかった。

調査のため、UFCWとUNMCは2021年6月から2022年5月まで、全米50州のUFCW組合員17,617人を対象に毎月調査を実施した。回答者のデータによると、2021年7月から2022年5月にかけて、食料品、医療、食肉加工、その他の食品従業員を含むUFCW組合員の間で、COVID感染率が2%から15%に上昇しており、これらの感染率は、同じスパンでの米国の発生率の10倍であるとUFCWは指摘している。

2021年5月以前にCOVID感染を報告した組合員は、過去1年間に再びウイルスに感染する可能性が2倍高いことが、調査で明らかになった。そして、COVIDに感染したUFCW組合員のうち、59%が職場でウイルスに感染した可能性が高いと考えている。

UNMCとの研究の最初の数カ月間、COVIDに感染した回答者の90%が平均20日間仕事を休んだと報告している。

UFCWによれば、ウイルス感染者の約20%が緊急治療室を訪れ、6%が入院を余儀なくされたといい、これは全米の入院率2%よりはるかに高い割合だという。

COVIDに感染した人の12%以上が「元に戻った」と感じるまでに4カ月以上かかり、4%がウイルスに感染した後、仕事に戻ることができなかったと回答している。また、2022年5月現在、回答者の半数がCOVIDによって自分の生活に「深い影響」を受けたままであると回答している。

UFCWは、この調査結果を受けて、必要不可欠な最前線の労働者の健康と安全を守るために、以下の行動を直ちに取るよう求めている。

– あらゆる産業の労働者が、雇用形態を保護する感染症専用の有給病欠を利用できるようにする。
-労働安全衛生局(OSHA)感染症基準を導入し、パンデミック時に重要な労働者を保護するための措置を講じない雇用者に責任を負わせる。

調査回答者のうち、73%は食料品店、8%はヘルスケア、3%は食肉加工・処理、2%はその他の食品職種であった。

 

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