室谷歯科医院 | なぜ夜は虫歯になりやすい? | LA健康

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なぜ夜は虫歯になりやすい?

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室谷歯科医院
トーランスオフィス:310-373-4087
コスタメサオフィス:714-641-0681
http://www.murotanidental.com/
一般歯科、小児歯科、審美歯科、インプラント

■質問にお答え頂いた方 室谷 寛, DDS
ローマリンダ大学歯学部卒業。日米両国の歯科医師免許取得。米国歯科医師会会員。カリフォルニア歯科医師会会員。オレンジカウンティー歯科医師会会員。

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お子さんからお年寄りまで、当院に来られる患者さんで一番多いのが虫歯の治療です。虫歯ができるのに必要な条件は「歯、虫歯菌、糖分、時間」。この4つが存在して、虫歯は作られます。
 歯で物を食べ、食べ物のカスが歯の表面に付いて、そこに菌が集まってきます。菌は食べカスに含まれる糖分を食べて増殖すると同時に、酸を発生させます。この酸が歯にダメージを与え穴を開けて、時間とともに虫歯を進行させていくのです。

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■唾液(だえき)と虫歯の関係

 では、虫歯は一日のうち、どの時間になりやすいのか・・・それは夜寝ている時です。子どもの頃、「夜寝る前に歯磨きをしなさい」と教えられた方が多いと思いますが、虫歯菌は夜が大好きです。
 生まれたばかりの赤ちゃんがわかりやすい例です。赤ちゃんも虫歯になります。赤ちゃんは母乳や哺乳瓶でミルクを飲みますが、ミルクを飲みながら寝てしまうことも多々あります。これが虫歯の大きな原因になります。ミルクは糖分を含んでおり、この糖分に虫歯菌が集まってくるのです。お乳や哺乳瓶を加えたまま眠り、ミルクに浸かったままの前歯に菌が増殖。赤ちゃんの上の前歯に虫歯が多いのは、これが原因の一つといえるでしょう。
 夜に虫歯になりやすいのは、大人もそうです。口の中で、菌は酸を作り出しますが、唾液は酸を中和する働きがあります。なので、唾液の多い人は虫歯になりにくい傾向があります。人間は、寝ている時には唾液を分泌しにくいので、その間は虫歯菌の出す酸を唾液が中和できない。このため、夜に虫歯になりやすいのです。
 このように、虫歯を予防するためには、食べた後と夜寝る前に、お口の清掃をこまめに行うことが大切です。

(3/16/2022)

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