<番外編>サンフランシスコ
おおつき恵子
Keiko Ootsuki
リフレクソロジスト
サンフランシスコ近くのレッドウッド市に在住、「体温を1℃あげる足もみセルフケア」を紹介する、おおつき恵子さん。
動画で解説!:YouTubeチャンネル『ツキトタネ』
インスタグラム:@tsuki.to.tane
カリフォルニアも年の瀬ともなると、朝晩の冷え込みが激しくなってきた。オフィスにいると「底冷えがして足先が冷たい」といった声が聞こえる。世の中には、新陳代謝や免疫力低下に繋がる「体の冷え」を改善するための様々なサプリメントや食事療法、健康法が提唱されているが、現在サンフランシスコを拠点にする、おおつき恵子さんが紹介する「体温を1℃あげる足もみセルフケア」も体の冷え対策改善を目ざす健康法の一つだ。
「私が行っている足もみセルフケアは、西洋リフレクソロジーを基本にして東洋医学の理論を取り入れた国際的なリフレクソロジー『若石(じゃくせき)健康法』をベースにしています。
“自分の健康は自分で守る”という理念をもとにした若石健康法は台湾式の足もみ健康法で、足裏から膝下にかけての64の反射区を指を使って刺激することにより、血行を良くして体温を上げるというもの。体を温めて血流を良くし、機能を向上させることに重きを置いています」
足裏から膝下にかけての64の反射区を指や棒、クリームを使って刺激する。「10、15分ほどの短時間もむだけでも、温かくなってきますよ」
おおつきさんがこの足もみに出会ったのは5年ほど前。当時暮らしていた広島県で、空き家スペースを借りてコミュニティ向けに開いていた手芸教室に若石健康法の師匠を招いて一日講習会をしたのが始まり。その後は京都に移り、本格的に足もみを学んで2018年には国際若石健康研究会認定のプロ資格を取得、自宅サロンをスタートした。「サロンには30代前半の方から上は80代のお年寄りまでが通っていらっしゃいました。妊活中の方、生理痛で悩む方や子宮筋腫など婦人科系の疾患を抱える方、中には甲状腺がんを克服された方も。足もみは家庭でできるセルフケアであり、足もみができる人が一家に一人いれば、健康に役立つ置き薬のような存在。オンラインで足もみケアの講習に参加した女性の中には、おかげで生理痛の薬を手放せたと喜ぶ方もおられました」
プロになる前には100人もの足もみを行い、実践で技術を極めていったという。「足裏には人それぞれ個性があって、足裏をみてその人の性格も読める先生もいるほど。『体のどこが調子が悪いですか』と深く話をお聞きしながら、多くの方の足を診られたことが私にとって一番の学びでした」
2019年より夫の仕事の関係でサンフランシスコ近くのレッドウッド市に転居。感染症を防ぐ免疫力アップが重視されるコロナ禍では、オンラインでの足もみ講習が好評を得ている。「健康法は世の中にたくさんある中で、自分に合う健康法もひとつではないと思います。あの人には合っているけど自分には効果が無かったということだってあるもの。ほかの方法をやってみてだめだったら、一度『体温を1℃あげる足もみセルフケア』を試していただけたらと思います」。
オンラインで足もみケアの講習を行うほか、ローカルの人たちに青空の下、公園で講習を行うこともある。
cv
j
j
(12/24/2021)