「Hapa英会話―生きた英語を世界へ発信」(4/12/2018)

英語講師 / 『Hapa英会話』 プロデューサー

淳 セニサック|Jun Senesac

 アメリカ人の父と日本人の母を持ち、ロサンゼルスで生まれ育った淳セニサックさん。そのセニサックさんが約5年前にブログからスタートし、ポッドキャスト、メルマガ、ユーチューブと様々な媒体で発信する『Hapa英会話』。2013年1月21日に初回のブログを投稿し現在の媒体別アクセス数は、ブログ1日のアクセス数が5万以上、ポッドキャストの総ダウンロード数1600万以上、ユーチューブの購読人数が20万以上と、莫大な支持を得る人気ぶりをみせる(4月5日現在)。


 昨年よりLAから東京へ拠点を移し活動開始。さらに4月9日にはセニサックさんの書籍第二弾『Hapa英会話ネイティブ感覚で話す英語フレーズ』が出版されたばかり。反響の多かったトップ90のブログをまとめて一冊の本にした同著は、amazon.co.jp売れ筋ランキングで第2位を獲得している。


 『Hapa』とは日本語で混血やハーフ、ミックスとも表現される。その言葉の通り、日米の血を引くセニサックさんによる英会話。「TOEICの高得点を持ち、英語の理解力のある日本人の方が実際にアメリカへ来て生活をしてみて、遭遇する英語の壁はたくさんあります。レストランでの注文に困ったり、学校やビジネスの場で日本の文化について聞かれて答えられなかったりと、ネイティブのイングリッシュスピーカーとの会話に戸惑い悩む方も多い。そんな皆さんからのお悩みや疑問をいただいて、答えたいと最初に始めたのがブログでした」


 両親であるビル& 陽子セニサック氏はトーランスで英会話学校、BYBイングリッシュセンターを開校して33年。長男であるセニサックさんは2011年に開校したBYBアーバイン校の校長を務め、英語教育と学校運営に尽力した。もともと大学では会計士を目指して勉強していたというセニサックさんだが、大学時代に日本へ1年間の交換留学に訪れ、その後、国際交流員として石川県内灘町役場に勤務。2年間の石川での生活で、自分の将来への考えが180度変わったという。「日米をバックグランドに育った僕は、言語や文化の上で混乱した時期がありました。自分がアメリカ人なのか日本人なのか葛藤した部分がたくさんあった。そんな中で、経験したのが石川県内灘町での生活。そこで週に一回、街の人たちに英会話を教えていたんです。生徒さんからの質問に答えると喜んでくれたことや、彼らの悩みに共感できたことが本当に嬉しかった。それが自分の中で何をするべきかがクリアになった瞬間でした」


 日本の美しき四季の文化や習慣、話題などにまつわる新鮮な英語が日々更新される『Hapa英会話』。「アメリカ人が教える英語でも、日本人が教える英語でもない。アメリカ人の視点を日本人の感覚でわかりやすく伝えられるコンテンツを、これからも多くの皆さんにお届けしていきたいと思っています」。

ロサンゼルス出身。昨年よりLAから日本へ拠点を移し、『Hapa英会話』を発信する淳セニサックさん。英語学習サイト『Hapa英会話』 https://hapaeikaiwa.com/

4/9に書籍第二弾『Hapa英会話 ネイティブ感覚で話す英語フレーズ』出版。選りすぐりのブログトップ90を紹介。

日本での講演の様子。

大学卒業後に国際交流員として石川県内灘町役場に勤務。その街での出会いや生活が、生きた英語を発信することの喜びを気づかせてくれたと話す。

 

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