対ICE抗議デモで21歳男性が失明の危機 至近距離から非致死性弾丸に撃たれ(1/14)

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【サンタアナ13日】先週ミネソタ州で女性がICE(移民・税関捜査局)に撃たれて死亡した事件を受けて、サンタアナの連邦ビル前で行われた市民らによる抗議デモで9日、デモに参加していたケイデン・ラムラーさん(21)がわずか数フィート離れた場所からICEエージェントが発射した非致死性弾丸に撃たれ、片目を失明する危機に脅かされる中、病院で治療を受けている。
 この抗議デモでは、別の抗議者スカイ・ジョーンズさんが拘束され、12日に釈放された。
 事件の映像には、3人の捜査官がデモを行う集団に近づいた後、1人がジョーンズさんを拘束しようとしたところ、少なくとも3人のデモ参加者が介入しようとした様子が映っている
 その後、少なくとも1人の捜査官が群衆に向けて非致死性弾を発射し、続いてラムラーさんの顔を狙って発砲する様子が映っている。ラムラーさんは地面に倒れ、顔を覆いながら群衆が後退する中、その場に倒れた。
 ラムラーさんの友人のルー・エル・アマルさんが13日、ラムラーさんが関わる社会正義団体「Dare to Struggle」がサンタアナ市刑務所前で開いた記者会見で、本人に代わり声明を読み上げた。それによると、負傷したラムラーさんがエージェントに救急車を呼ぶよう懇願したが、捜査官たちは「左目が見えなくなるなんて笑える」と嘲笑したという。
 ラムラーさんは13日も入院中。左目が失明の危機に瀕しており、涙管は破壊され、「まぶたの皮膚がかろうじてつながっている状態」だという。医師はラムラーさんの頭蓋骨内にプラスチック片とガラス片、胃粘膜内に金属片を発見し、5セント硬貨ほどの大きさのプラスチック片を眼球から摘出したという。
 金属片は頸部の主要血管である頸動脈からわずか数ミリの場所に埋まった。医師は頭蓋骨内の破片の一部を除去できず、ラムラーさんは一生この金属片を抱えて生きていかなければならない可能性があるという。
 国土安全保障省のトリシア・マクラフリン次官補は、タイムズ紙に対し「60人の暴徒が連邦庁舎外で法執行官に石や瓶、花火を投げつけた」と述べた。13日の午後、同省は声明で、「これは荒唐無稽。国土安全保障省の法執行官は、この暴徒を負傷のため病院に搬送し、その夜に解放した。暴動を起こし法執行官を襲撃することは、危険であるだけでなく犯罪である」と述べた。
 これに対し、サンタアナ警察署の広報担当者は、9日のデモで確認された暴力行為は、デモ参加者が連邦捜査官にオレンジ色のコーンを投げつけたことだけだと述べており、事件の経緯についての証言が大きく食い違っている。

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