【警察官YURIのつぶやき】小児性愛者が起こす犯罪

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.97

小児性愛者が起こす犯罪

みなさん、こんにちは！最近ロサンゼルスでは13-15歳の少女の誘拐事件が多発しています。子供の誘拐、、もしも我が子が、、なんて想像するだけで頭が狂ってしまいそうですね。

先週のコラムで子供の誘拐についてお話ししました。カリフォルニア州だけで2022年に失踪した子供の数は、62,200人です。数え切れないほど起こる事件の中には、小児性愛者が強姦目的で誘拐をしたり、そのまま殺人を起こしてしまうケース、幼児ポルノのために誘拐される子供達などがいます。
幼い子供達は、状況を理解することができず、きちんと同意して動くことができません。そんな幼く純粋な子供を騙し、自己満足感を満たすためだけに性的暴行を加えることは、決して許されることではありません。そして性の被害に遭うのは女の子だけだと思い込んでいる方がとても多いのですが、実際は幼い男の子達が無理矢理ホルモン剤を打たれ命を落としています。

『でも身近にそんな話聞かないわ』『私が住んでいる場所ではそんなことないわ』という声が聞こえてきそうです。性被害にあった方達の多くはその事実を語りません。そしてこのような犯罪は人目のつく場所で行われるものでもないのです。

このような悲劇が現実に起こっているからこそ、大人ができる限り知識を広め少しでも多くの子供達を守ることができる環境を作っていかなくてはいけません！！不快な内容であることは承知しています。でもみんなが不快だから聞きたくないと耳を伏せてしまったら、、、被害者の声は一生届かぬままなのです。
『今日私にできることはなんだろう』そう、問いかけてみて下さい。