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犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.61

 

 

ここ数年でよく見られる “Defund the Police” というフレーズ。みなさんも一度はお聞きした事があるのではないでしょうか。デモなので使われる『警察の経費を削減しろ』という意味のスローガンです。

 

政府は、「もっといい世の中にするために」と実際に警察の経費を削減したそうですが、その結果どうなったかはみなさん想像つきますよね。現在のロサンゼルスでは、犯罪率急増、強盗、殺人、銃犯罪などの事件が日々止むことのない状況です。

 

それもそう、警察経費削減により警察官の給料がカットされ、ここ数年の警察署内では、警察官のモチベーションが下がる中、次々に退職する警察官が増え、特殊捜査を行う部署が潰れたりもしました。警察官が足りていないのに、急増化する犯罪に対応しきれないのが現状。結局、数え切れないほどの一般市民と警察官が殺害されています。

 

そこで先日、政府が「ロサンゼルスの警察署に経費をやっぱり戻します」と発表。

 

政府は本当に最初から治安が悪化する事を想定できなかったと思いますか?皆さまはこの政府の決断をどのように考えますでしょうか?

 

経費削減の影響によりいなくなった警察官達は戻ってきません。荒れ切ったロサンゼルスの修復にかかる時間は長いものになりますし、失われた命も戻ってきません。

 

政府は一体何をやっているんだ?と、つぶやいてしまう今日この頃です。

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Stay Safe, Everyone!!!

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ggg.


プロフィール
YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指すNPO法人LOVE SPECTRUMを立ち上げ活動中。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍らSNS通してLAのリアルを発信する

インスタグラム:@1114lajpn

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ベストセラー書籍
実録LA初 日本人女性警察官: ロス市警統一採用試験合格までの道のり編
amzn.to/3HqAAoo

 

実録LA初 日本人女性警察官: 諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編 
amzn.to/3HqBBoo


NPO法人 LOVE SPECTRUM

インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.org/


らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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(8/15/2021)

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