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犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。
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Vol.56
日本国民だけでなく世界中で深い哀しみに包まれた、安部元首相の暗殺事件についてお話しします。
事件直後に多くの方が「日本でまさかこんな事が起こるなんて」というセリフを呟いていました。それこそが平和ぼけなのです。私は常日頃からSNSを通して、「いつ何が起こるかわからないです」と防犯対策を呼び掛けています。今回の事件の直後に多くのDMを頂き、防犯の大切さに気が付いたという声が多く上がっていました。
[SPと警察官の警備体制に問題アリ]
不審人物に気づくためには、360度の監視が必要です。
まず、今回SPがみな同じ方向を向いており、不審者に気付くどころか”隙”を与えてしまう結果となりました。警備員の配置にも問題が見られました。道路(同じ目線)にSPを置くだけでなく、屋上に射撃班を用意するべきでした。射撃班が1発目の発砲の時点で犯人を射止める事ができれば、安倍さんの命を救えていたかもしれません。銃社会のアメリカでは常識的な対策です。
また、SPには自分を盾にしてでも警護している人物の命を救う任務があります。今回1発目の発砲の後、残念ですが誰一人として安倍さんの身体にかぶさり守ろうとする行為は見られませんでした。
他にもいくつかありますが、今回の事件により日本の警備や警察訓練の見直しが必須だという事実、そして“平和ボケ”が浮き彫りになったと思います。
[市民の心構えも足りなかった]
今の時代、一般市民の誰にでも、CPRの方法・銃で撃たれた際の止血方法など基本的な知識が身に付いていることが理想です。皆様、愛する人を守るために、これを他人事と捉えずに、勉強してみてはいかがでしょうか。今後このような悲惨な事件が起こらないよう日本の警察、警備の訓練強化に力を入れて欲しいです。
「安倍元首相、安らかにお眠り下さい。日本国民のために最後まで戦って下さりありがとうございました。ご冥福をお祈りします。」
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Stay Safe, Everyone!!!
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ggg.
プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務
日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当
インスタグラム:@1114lajpn
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ベストセラー書籍
実録LA初 日本人女性警察官: ロス市警統一採用試験合格までの道のり編
amzn.to/3HqAAoo
実録LA初 日本人女性警察官: 諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編
amzn.to/3HqBBoo
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NPO法人 LOVE SPECTRUM
インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む
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(7/11/2021)
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