犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.45

 

先日、NASCAR というアメリカ合衆国最大のモータースポーツ団体のレースイベントがKern countyで行われました。同イベントに日本代表として出場された古賀琢麻さんは、私が立ち上げた人身売買を減らすためのNPO団体『ラブスペクトラム』の1番のサポーターでもある方です。彼の応援に行ってきました。

 

応援しているだけなのに、私はレース前に極度の緊張感におそわれます。理由は一つ。レースに出場するドライバーと警察の仕事には実は大きな共通点があると感じるためです。その共通点とは、“命を賭けている”ということ。

 

少しでも気を緩めたら大事故になりかねないという危険なレースは、気を抜くことで簡単に命を落としてしまう警察官の仕事にとても似ています。そのため私にとってレースが他人事に思えず、レースの前に必ずお祈りをするのです。

 

この日は、サーキットを150周するという忍耐を必要とするレースでした。その中で粘り強く、とてつもない精神力でレースに挑む姿は感動的でした。“強く生きる力”に心を打たれました。

 

人の命とはとても儚いものだからこそ、前に進みながら生きていかなくてはいけません。レース中、その瞬間ごとに命を賭けながら、驚異の精神力と共に全力を尽くしていた古賀琢麻さんのように。

 

“True professionalism” リスクを伴って初めて不可能を現実にすることができると思います。今日も全力で生きましょう!

 

Stay safe, everyone!

 

 

ggg.


プロフィール
YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指すNPO法人LOVE SPECTRUMを立ち上げ活動中。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍らSNS通してLAのリアルを発信する

インスタグラム:@1114lajpn

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ベストセラー書籍
実録LA初 日本人女性警察官: ロス市警統一採用試験合格までの道のり編
amzn.to/3HqAAoo

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実録LA初 日本人女性警察官: 諦めなければ道が開く!卒業率30%の警察学校編 
amzn.to/3HqBBoo


NPO法人 LOVE SPECTRUM

インスタグラム: @lovespectrum2021
ウェブサイト:lovespectrum.org/


らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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(4/25/2021)

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