【警察官YURIのつぶやき】 誘拐の犯人は実の父親？！16人の子供が保護された誘拐事件

人身売買の被害者16人の子供達が保護されました。

ルイジアナのニューオーリンズにて、今年の頭から行われた３ヶ月にも及ぶ捜査の結果、性的奴隷となっていた16人の子供達が保護されました。被害者の子供たちが誘拐された経緯を少しだけ解説します。

16人の中のひとりの7歳の少年。彼を誘拐したのは彼の母親でした。母親といっても、彼女に親権は無かったようです。また、被疑者の中にはたった1歳の赤ん坊も含まれていました。そしてその赤ん坊を誘拐したのは、その子の父親。この父親は誘拐を実行するために、赤ん坊のおじいちゃんを殺害していたのです。

このように誘拐事件の多くのケースは、実親、もしくは親権を失った親が関わっていることが多くあります。ロサンゼルスに住んでいると度々Amber alertがケータイに入ってくる事がありますよね。どこかの危険人物が道端で子供を誘拐するという事件ももちろんあり、アラートがなり皆様がイメージするのはそのような誘拐かもしれませんが、多くの場合、親権のない親による誘拐なのです。

人身売買というのは、こうして身近な場所で、身近な人間により行われています。

みなさんも不審な人物や不審な状況などを見かけたらすぐに911して下さい。あなたのその行動で救われる命があるかもしれません。