【警察官YURIのつぶやき】警察官が犯人に手錠をし、必ず座らせる理由

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犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.40

「道端で手錠をかけられて座っている人を見ます。刑務所に行く人ですか？」

という質問を受けました。

答えはNOです。カリフォルニアでは手錠を使うシュチュエーションは大きく分けて2種類あり、手錠をかけられているからといって、必ずしもみんなが刑務所に行くとは限りません。

(1)逮捕の際

(2)犯人を一時的に拘束する際

犯人を一時的に拘束するのはどういう時かというと、例えば捜査を行っている間に警察官が襲われないように相手の身動きを制限する必要がある時です。もし捜査の後に逮捕しないとなった場合、手錠を外しその場で解放することになります。

〜豆知識〜

多くの場合、警察官は犯人に手錠をして座らせますが、それには理由があります。もし犯人が警察官を襲おうとした場合、立ち上がっている間に警察側は対応する時間を稼ぎ、自分の身を守る事ができるのです。私はいつも手錠をつけ、座らせ、さらに足をクロスするよう指示をだします。そうすることで、もし犯人が私に襲いかかろうとするのであれば、足を戻してから立ち上がらなくてはならないため、さらに数秒有利になることができます。

ggg.

プロフィール YURI
ロサンゼルス近郊 Police Department勤務