現役警察官 YURIのつぶやき

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.25

 

11月に夏休みを頂き、ホノルル(ハワイ)に行ってまいりました。

 

ホノルル滞在中、現地の警察官からホノルルとロサンゼルスの警察組織の違いをたくさん学んだのですが、その中でも印象に残ったパトカーの違いをお話ししますね。

 

ロサンゼルスの警察官は、一目でパトカーだとわかるような車両に乗って日々パトロールをしています。覆面パトカーを除き、通常パトカーには車体に“POLICE”の文字があり、業務外でパトカーに乗って移動することはありません。

 

ハワイでも、ワイキキに行くと多くのパトカーが青いライトを光らせパトロールしているのを見ることができますが、その他の地域へ行くと、車体に“POLICE”の文字もない一般車が、屋根にライトを取り付けてパトロールをしていました。ただ内装を見てみると、普通のパトカーと同じ機能が設置されています。ちなみに多くのパトカーがトヨタの4Runnerです。

 

さらに驚くのが、その車は警察官が個人的に使用する車であること。仕事の日は屋根にライトを付けて出動し、休みの日はライトを外して日常生活のために使用するのです。ロサンゼルスではあり得ないですね!

 

ホノルルの警察官だから見えるハワイの裏側も多く、“ハワイは安全”というのも固定観念なのだと学びました。アメリカ国内でも、州によって異なることが多く面白いですね。

 

Stay safe, everyone!

ggg.


プロフィール
YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指す。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍ら、インスタグラムなどのSNSを通して、事件現場の生の情報発信、ファンとの情報交換、交流を積極的に行う。LAのリアルを発信し続け、アメリカのみならず日本からも注目されている。

インスタグラム:@1114lajpn
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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(12/3/2021)

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