現役警察官 YURIのつぶやき

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.22

 

「人身売買」について、皆さんはどのようなイメージを持っていま

すか?

 
人身売買とは、臓器移植、労働、性奴隷のために、本人の意思を無視し強制的に人が人へ売られていく犯罪のことをいいます。日本ではあまり知られていない犯罪であるかもしれませんが、他人

事ではありません。

 
アメリカは人身売買大国と言われるほど、世界的にみても多くの人身売買が行われており、その中でもカリフォルニア州は他州に比べ圧倒的に事件の発生数が高いです。
 
人身売買の被害者は、心身共にボロボロとなり、与え続けられる虐待や精神的ストレスに耐えながら生きることになります。多くの被害者は殺害されたり、麻薬中毒にさせられたり、もしくは自殺してしまうケースも見られます。被害者の多くは子供や女性。ですが男性の被害者も沢山いるのが現状です。人種や宗教、年齢など無関係に数え切れないほどの被害者がいます。
 
 
被害者の“届かない声”を発信し続けて行くために、現在私はNPO団体『LOVE SPECTRUM』を立ち上げるために動いています。ロサンゼルスにて被害者のためのシェルターホームを作る予定です。

応援よろしくお願いします!

Stay safe, everyone!

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プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指す。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍ら、インスタグラムなどのSNSを通して、事件現場の生の情報発信、ファンとの情報交換、交流を積極的に行う。LAのリアルを発信し続け、アメリカのみならず日本からも注目されている。

インスタグラム:@1114lajpn
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

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(11/12/2021)

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