【警察官YURIのつぶやき】未成年への性犯罪

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.191

皆さん、こんにちは！警察官のゆりです。

止まらない未成年への性犯罪。子供を巻き込んだ性犯罪が多く報道されています。2025年年初には、15歳の少女が驚くべき手口で犯罪に巻き込まれました。加害者の男は、少女に自分が保育士として働いていると信じ込ませ、性的暴行を加えたのです。バスを待っていた15歳の少女に、ドアに託児ビジネスの看板を掲げた車を運転して近づき、暴行を加えたのです。後日、この男はロサンゼルス市警により逮捕されました。

このような事件は氷山の一角で、昨今ではSNSやネットで見知らぬ人と友達になれる、さらにメンタルイルネスや、自殺願望を持つ若者が増えていることも因果関係があるのではと思っています。それはなぜか？このように未成年を狙う犯罪者は自殺願望がある子供、ドラッグやお酒を使用する未成年などをターゲットにするケースが非常に多いのです。

中高生のお子様がいらっしゃる方々は、子供と同じ目線に立って話し合う時間や、携帯電話などは手から離して、集中して向き合う時間を作ってみることをお勧めします。『うちの子は大丈夫でしょ』と思い込んでいたり、『学校区がいいから』、『成績がいいから』などは無関係です。我が子を守れるのは親しかいません。

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