【警察官YURIのつぶやき】平和ボケしていませんか？①

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.166

皆さん、こんにちは！警察官のゆりです。

先日大谷翔平さんのボブルヘッドデーにドジャースタジアムへ行ってまいりました。そこで目を疑うような光景を2回目にしたので、そのお話をしていきたいと思います。まずは、最初のお話。

その日は「大谷DAY」ということで通常の何倍もの人が球場に来ており、球場の入り口にたどり着くまでの人の行列はとても長く人で溢れていました。空上からはニュースのヘリが飛んでいるほどでしたね！

そんな中私が目にしたのは、1人の母親らしき日本人女性と小学校低学年くらいの子供2人。そのお母さんらしき方は列に並んでいる間ずっと子供達が走り回っていることを注意しませんでした。

走り回ることを避けたい理由は、「人の迷惑」にならないようにという当たり前のことではなく、「子供の誘拐」が多いからです。まだ幼い2人の子供達はかなり遠くまで走っていったり、遊びながら体格のいいアメリカ人の列の間をすり抜け、目の届かないところまで行ってしまう状況で、私がヒヤヒヤしながら目で追っている状態でした。そしてお母さんらしき方は気にするどころか、お子さんの名前は呼ぶものの、特に子供たちの様子を気にすることもなく、列に並ぶように注意することすらありませんでした。

まさに平和ボケそのもの。辛口ですが、アメリカではとても非常識な行為で、少し恥ずかしいとも感じました。そして非常に危ないです！子供達の命は一瞬で奪われてしまいます。ここは日本ではなくロサンゼルス、危険が常に沢山あるのです。この記事が、あの時私が見た女性に届きますように🙏そしてその他の方々が「私も気を付けよう」と感じていただけたら嬉しいです。

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