【警察官YURIのつぶやき】インターネットの恐ろしさ

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.145

インターネットの恐ろしさ

子供や大人も日々使うSNSやその他のゲームや出会い系アプリ。そこで行われている恐ろしい犯罪。

犯人は、架空のアカウントを作りメッセージを通して恋愛をしていると思い込ませ、ヌード写真などを要求します。この状況で特に中高生などは、嫌われたくないからと写真を送ってしまう傾向があります。

一度送れば最後。要求はエスカレートし、最終的にはこれをネットでばら撒くぞ、学校や職場に送ると脅迫し、金銭を繰り返し奪い取るケースがあります。誰にも相談できず、自殺まで追い込んでしまう子供もいるのが現状です。
写真や動画の共有は、一度してしまえば相手が誰でもそこからどこへ転送されていくかわかりません。

このようなことがある現状をまず知ること、そして多くの人に現状を理解してもらい、注意を呼びかけることが大切だと思います。

(4/12/2024)