現役警察官 YURIのつぶやき

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.10

 

映画やアニメで警察官がドーナツを食べている様子が描かれていることが多いけれど、警察官は本当にドーナツが好きなの?

 

大好きです!!(笑)

私が警察署に勤務して7年、出勤してドーナツが用意されていなかった日の方が少ないです(苦笑)

 

警察官がドーナツを食べるイメージは、どこからきたのでしょうか?

 

夜勤の警察官は、お店がほとんど閉まっているため長いシフトの合間に食事を取ることが難しくなります。そんな中、ドーナツ店の多くが24時間経営をしていることから、警察官がドーナツ店へ立ち寄る習慣ができました。最近はほとんどありませんが、制服を着ているとコーヒーをサービスしてくれることも過去に多かったので、それも理由のひとつかもしれません!また、ドーナツは手軽に食べれるし、手っ取り早くエナジー補給ができるので、緊急事態には食事中でも駆けつけなければならない警察官にとってちょうどいいフードなのです。

 

警察署&ドーナツと言えば・・・

警察学校を卒業後、新人警察官はフィールドに出て6ヶ月のトレーニングを行います。その期間は、毎日成績をつけられ、試験に受からなければ解雇されるという厳しい状況です。解雇されることなく最後までやり遂げた警察官は、最終試験を受けることができ、それに合格すると一人で監視されずにパトロールをできるようになります。

その最後の試験に合格した新人は、お祝いと感謝の気持ちを兼ねて、全員分のドーナツを何箱も買ってくるという文化があります。最近は、ドーナツでなくベーグルを持参する人もいます。

 

警察官YURIのイチオシドーナツ店は・・・

やっぱりなんと言っても、“Randy’s Donuts” ですね。是非お試しあれ♡

 

Stay safe, everyone!!!!

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プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指す。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍ら、インスタグラムなどのSNSを通して、事件現場の生の情報発信、ファンとの情報交換、交流を積極的に行う。LAのリアルを発信し続け、アメリカのみならず日本からも注目されている。

インスタグラム:@1114lajpn
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

 

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(8/13/2021)

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「【警察官YURIのつぶやき】アメリカの警察は本当にドーナツが好きなの?」への2件のフィードバック

  1. いつも為になるコラムありがとうございます!

    警察官は例えばスピードオーバーなどで止めた際に、状況によっては見逃す(許す)事などあり得るのでしょうか?
    私の友人は許してもらったと言っていたのですが本当なのでしょうか?

    1. お返事は今週のコラムに載せました!質問ありがとうございました!!

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