現役警察官 YURIのつぶやき

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.7

 

カリフォルニア州では大麻の使用が合法化されているため、最近は日本人の間にも大麻の使用が多く広がっているようですね。しかし、いくら合法であれ使用方法や所持の仕方次第では違法になるため、2週に分けてその注意点について説明します。

 

まず理解すべき事は、カリフォルニア州の法律とFederal(連邦)の法律は異なっているということ。

 

Federalの法律によると、大麻の所持・使用・売買は現在2021年の現時点でも違法です!!

大麻を使用する場合、個人の自宅以外の多くの場所での使用が違法。タバコ感覚でレストランの外、道端、駐車場、公共の場で使用することも違法です。アパートや家のレンタル、Airbnb、ホテルなどの多くでも大麻の使用を禁止としているため、使用前にはその施設に確認することが必要です。

一方、大麻の使用が合法的に許可されている場所はどこかというと、個人の自宅か、ロサンゼルスにある多くのSmoking loungeです。自宅で大麻の使用ができない方はラウンジに行き使用する事が多いそう。最近では、大麻の使用を許可するイベントなども増えているようです。

 

ただ、問題なのはその後の運転ですね。

 

大麻を使用した後には、大麻に含まれるTHCの成分によりDUI(Driving Under the Influence / アルコールや薬物の影響下での運転)とみなされるので運転は出来ません。大麻使用後に運転をしていて、警察に止められた場合、DUIとして逮捕、刑務所へ行くことになります。DUIで交通事故、人身事故を起こせば罪は非常に重くなり、重犯罪となります。この自分勝手な運転による人身事故が起こっているのは事実です。何人かで集まっている場合は、お酒を飲むときと同様、“大麻を吸う人は運転しない”ように運転手を決めておくべきですね。

 

来週は、大麻の使用・注意点パート②

 

Stay safe, everyone!!!!

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プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指す。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍ら、インスタグラムなどのSNSを通して、事件現場の生の情報発信、ファンとの情報交換、交流を積極的に行う。LAのリアルを発信し続け、アメリカのみならず日本からも注目されている。

インスタグラム:@1114lajpn
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

 

 

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(7/26/2021)

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