【ロサンゼルス1日】南カリフォルニアで、レイバー・デーの週末にかけて、太平洋上で発達中の熱帯低気圧の影響を受ける可能性が出てきています。
現在、メキシコ・バハカリフォルニア半島の南側の太平洋上では、「95E」と呼ばれる熱帯擾乱が発達しており、今後、熱帯暴風雨に発達する可能性があります。
一部の気象モデルでは、このシステムが北上し、レイバー・デー週末に南カリフォルニアへ接近する可能性が示されています。
ただし、現時点では予報には大きな幅があります。多くの予報モデルは、システムがカリフォルニア沖を離れたまま西へ進むか、海上で弱まると予測しており、南カリフォルニアへの直接的なハリケーン上陸は、現段階では最も可能性の低いシナリオとされています。
■ 警戒されるのは「大雨」と「高波」
仮に熱帯低気圧が南カリフォルニアに近づいた場合、特に注意が必要なのが大雨や強いにわか雨、雷雨です。
山間部では、まとまった雨によって鉄砲水や土砂災害、土石流が発生する可能性があります。
また、沿岸部では週末にかけて南からのうねりが強まり、大きな波や強い離岸流が発生する可能性があります。
さらに、週末は潮位が高くなるタイミングと重なるため、特に南向きの海岸では沿岸の浸水にも注意が必要です。
■ 「ハリケーン直撃」の可能性は低い
今回の熱帯システムをめぐっては、「南カリフォルニアにハリケーンが上陸するのではないか」との見方も出ています。
しかし、カリフォルニア沖の海水温は、熱帯暴風雨やハリケーンが勢力を維持するために必要とされる水温を下回っています。そのため、仮にシステムが北上してきたとしても、南カリフォルニアに到達するころには熱帯低気圧としての勢力を失っている可能性が高いとされています。
一方で、熱帯低気圧が弱まったとしても安心とは限りません。
2023年のハリケーン・ヒラリーでは、南カリフォルニアへの直接的なハリケーン上陸はありませんでしたが、熱帯由来の大量の水蒸気によって大雨や洪水、土砂災害が発生しました。
今回も、「ハリケーンが来るか」よりも「熱帯システムがどれだけの雨や波をもたらすか」が重要なポイントとなりそうです。
■ レイバー・デーのレジャーは最新情報を確認
気象当局は、現時点で今回の予報には不確実性が大きいとしており、今後数日間の進路予測が重要になるとしています。
レイバー・デー週末にビーチや山間部へ出かける予定がある場合は、大雨・高波・離岸流などの最新の気象情報を確認し、状況によっては予定を変更することも検討する必要があります。
南カリフォルニアでは現在、熱帯システムの動向が注視されています。
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