キャステイクで山火事発生、8,000エーカー焼き約2万人に避難命令  5FWY閉鎖 (1/22)

【ロサンゼルス22日】ロサンゼルス郡の北西、マジックマウンテン近くに位置するキャステイク(Castaic)で22日午前11時頃、山火事「ヒューズ・ファイヤー」が発生し、強いサンタアナ疾風にあおられ火の手は急速に広がり、午後4時までに8,000エーカー以上を焼き延焼している。

 「Grapevine」を通るフリーウェイ5号線は全面閉鎖され、キャステイク湖周辺の住民ら1万9,000人以上に避難が命じられ、さらに1万4,000人に避難勧告が出された。

 キャステイク統一学校区の「Northlake Hills Elementary」「Castaic Middle School」「Castaic Elementary School」などには避難命令が出され、授業が中止され生徒らが帰宅した。

 オックスナードにある国立気象局の気象学者アリエル・コーエン氏によれば、キャステイクの風速は22日の午後、時速31マイルに達し、今後数時間でさらに強まる見込みだという。

 現地では、バレンシア高校の体育館などが避難所になっている。

 山火事の原因は分かっていないが、この地域では2022年にも同様の火災が起きている。この時の火災は8月下旬の熱波の中で発火し、5,200エーカーを焼き、住民は避難を余儀なくされた。

 南カリフォルニアでは現在、火災への注意を促す「レッドフラッグ警報」が出ており、22日には「ヒューズ・ファイヤー」に加え、サンディエゴ郡のランチョ・ベルナルド付近でも火災が発生し、約4エーカーを焼き一時避難勧告が出されたが、その後延焼は食い止められた。 

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