【ハンティントンビーチ3日】オレンジ郡の野生動物保護センターで、原因不明の病にかかった数十羽のブラウン・ペリカンの治療が行なわれている。
ハンティントンビーチにあるウェットランド・アンド・ワイルドライフ・ケア・センターでは、南カリフォルニア各地から運ばれてきた鳥たちの治療にあたっている。
非営利団体のエグゼクティブ・ディレクター、デビー・マクガイア氏によると、病気のブラウン・ペリカンの数が増え始めたのは4月2日頃から。主にオレンジ郡から79羽を引き取っているが、内陸部でも数羽見つかっている。運ばれてきたペリカンのうち、到着後2時間以内に51羽の死亡が確認されている。
運ばれてくるペリカンたちは衰弱し、低体温症になっており、多くは漁具に絡まっていたとマクガイア氏は言う。
最初の検査で、鳥たちは 極度の栄養失調により飢餓状態にあることが確認されたが、多くは輸液、ビタミン剤、餌を含む治療を受けている。
ケアセンターは病気の海鳥たちが短期間に殺到したため対応に追われており、世話には1羽あたり1日約45ドルかかる。
現在28羽がこのセンターでケアを受けており、さらに数十羽が間もなく到着する予定である。
同センターでは病気のペリカンに注意するよう呼びかけられており、もし鳥が人間に近づいても動きが鈍感な場合は病気である可能性が高いため、保護する必要がある。
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同団体は、オンラインで寄付をするよう呼びかけている。