歴史的な干ばつの中、猛暑対策に9万本の木が必要なロサンゼルス(6/24)

【ロサンゼルス23日】3年前の2019年、エリック・ガルセッティ市長は、ロサンゼルスのグリーン・ニューディールの一環として、2021年までにロサンゼルスに9万本の木を植えるという計画を発表していたが、2022年7月現在この計画に着手できていない。

これを達成するため、彼は市初の森林官であるレイチェル・マラリッチ氏を都市森林課の責任者に任命した。また、市民が必要とする植樹を支援・奨励するために、非営利団体と「コミュニティ・アンバサダー」のネットワークを認可した。

しかし、ロサンゼルスで木を植えることは、想像以上に難しいことが判明した。特に、気温を下げ、空気をきれいにする木の効果を最も必要としている地域に的を絞るとなるとなおさらである。

地球温暖化や猛暑により、樹木がほとんどない地域に住む人々の健康リスクが高まる中、ロサンゼルス市当局は、植樹と手入れを市民に頼ることには大きな限界があることに気付いている。

貧しい地域の住民にとって、実際に木を植えることや、3年間の成長期に十分な手入れをすることが困難である。

ダウンタウンなどでは、新しい木が成長する前に車や荒らしによって破壊されたり、古い木が新しいビルの開発者や交差点の見通しをよくするために交通局によって伐採されたりすることがよくある。

歴史的な干ばつ制限の中でも、専門家は樹木に水をやり続け、生かし続けることの重要性を強調している。

 

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