米国内コロナでの死亡人数 自殺や自動車事故で死亡する人の2倍以上(6/23)

【ワシントン22日】感染力が非常に高い新型オミクロンが登場してから3ヵ月近くが経過したが、それでもCOVID-19による死亡率はパンデミックの最低水準に近いものである。

しかしCOVID-19による死亡者のうち、高齢者の占める割合が昨年より増えている。

COVID-19は現在も1日平均314人が亡くなっており、これは2021年1月の一日の死亡人数の10分の1であるが、それでも大変な犠牲を払っていることになる。

そして、米国で自殺や自動車事故で死亡する人の2倍以上がCovid-19により死亡していることになる。

最近は家庭での検査が普及しているため、報告された症例は常に実際の感染レベルを下回っているが、最近米国でウイルスに感染した人の数が膨大であり、科学者の中には、現在の感染者の波はパンデミックの中で2番目に大きいと推定する人もいる。

エール大学公衆衛生大学院のバージニア・ピッツァー研究員によると、完全にワクチンを接種した人、以前に感染した人、あるいはその両方が発症するケースが4月から増加しているとしている。

また、ワクチンブースターや抗ウイルス剤へのアクセスに格差があることも、一部のアメリカ人をより高い危険にさらしている。

入院中のCOVID-19患者の数は全国的にまだ増加しており、死亡者の増加も徐々に続く可能性が高いと、公衆衛生研究者は述べている。

死に至るケースが少なくなったとはいえ、米国では、65歳未満の成人生存者の5人に1人が、何らかの形でLong COVIDに対処していることが、最近の研究で明らかになった。

多くの人々が仕事を休み、その中には医師も含まれているが、それが人手不足の大きな要因ともなっている。

 

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