【ハリウッド20日】ジョニー・デップといえば、『21ジャンプストリート』から『パイレーツ・オブ・カリビアン』まで、その演技力はよく知られている。
俳優としての地位を確立しているジョニーだが、両親であるベティ・スー・パーマーとジョン・クリストファー・デップについてはあまり語られてこなかった。
しかし、アンバー・ハードに対する名誉毀損裁判で、彼はついに両親との関係について口を開いた。
彼は、離婚した両親が交際中にもうけた4人の子供の末っ子である。
彼が15歳のときに両親は離婚している。ジョニーは両親の離婚後は、母親を中心に考えていたと語っている。
ジョニーは、母親にとって離婚後は「暗黒」時期であったと表現した。彼はアンバー・ハードとの名誉毀損裁判の際の証言で、離婚後すぐに母親が薬を過剰摂取しているところに立ち会ったことを明かし、幼少期に受けたトラウマの結果、自身も薬物を使用するようになったことも明かしている。
また、ジョニーは子供時代に母親から殴られたことを公言している。2016年に母親が亡くなった際、彼は葬儀の場で母親はそれほど優しくなかったと表現している。
裁判の間、このようなジョニーと母親の関係が再びクローズアップされた。ジョニー・デップは、ベルトで叩かれたことをはじめ、母親が行ったとする身体的・心理的虐待については、ニューヨーク・ポスト紙を通じて詳しく語っている。
一方父親については、ジョニーは当時、父親が去ったことを「卑怯だ」と感じたという。
しかしその後、父親と連絡を取り、なぜ去ったのか、より深く考えるようになったという。父親が去ってから、ジョニーは父親を許し、理解を深めたようで、裁判の証言の中で父親のことを「good man」と呼んだと、The Postは伝えている。