みんな歌いませんか!

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久しぶりに新幹線に乗った。仕事も普段は車移動なので電車に乗れるのは嬉しい。朝の新横浜駅に早めに到着したので待合室に行ったのだが、15名ほどの乗客全員が黙々とスマホを見ている。

コロナ禍になって2年、今や当たり前の風景になっているのだが、新幹線の車内に入っても寝ている人以外はみんなスマホを見ていた。車内アナウンスでは「会話は控えめに、飲み物を飲んだら直ぐにマスクを」と警告している・・・。

そうなんです、何処もかしこも静かなんです。チョット不気味な感じさえしてくる。私なんか仕事でペラペラしゃべるのでストレスは感じ無いが、一人暮らしで職場でもパソコンを相手にしていたら、いつ誰と会話するのだろうか。家に帰って来てもLINEやネットを見続けて過ごしているのではと心配になる。

確かに長い自粛生活で気が滅入ってしまうこともある!こんな時こそカラオケボックスで気分転換したいのに肝心な店が早めに閉まってしまうのだ。密閉空間のカラオケ店が新型コロナ感染の原因になっていると以前報道されたことがお客さんのトラウマにもなっている。私は知っている!この2年間カラオケ関係者がどれ程感染対策をしていたか。なけなしのお金をはたいて頑張っているのに、相変わらず世間では「行かない方が安心」という空気だ。これでは可哀想過ぎるではないか!

日本人は上の意見に従うことや世間体を気にすることが多いので、我慢して沈黙の生活をこれ以上続けることで感染症になる前に心の病になってしまうのではないか。地方は都心部より更に周りの目が厳しい。ちょっとでも飲み屋で長居をしていると、次の日には町中の噂になってしまう。安心して近所のサウナにも行けないと友人が嘆いていた。そうなんです、日本中総合監視の嫌な空気が流れているのです!これはマズ過ぎる、何とかしないと!

私考えました!題して「海、湖、岸壁、ビルの屋上、河岸に向かってカラオケ大会」を開催してはどうだろうか!目の前には誰もいないしマスクも要らない。遠慮もいらない。気分スッキリ!熱唱で身体も元気に!これがいいのだ!!

政治家も企業もあなた自身も、周りを気にした自粛をし過ぎてませんか?社長さん、社員を有給で歌わせて下さい!今や少しずつ誰もが心の活気を無くしてきています。歌いませんか、大好きな歌を!それぞれの世代のヒット曲を聴きたくなってきたぞ!

先ずは私から!! 山本リンダ『どうにもとまらない』お願いしま~す♪

 

 

■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

 

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