片岡恭介ロッキー
Kyosuke Rocky Kataoka
琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部 支部長
安次富ステファニー美代
Stephanie Miyo Ajifu
副支部長
Photo by Melissa Oshiro
琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部 支部長の片岡さん(右)と副支部長の安次富さん(左)。片岡さんは会社員、安次富さんは大学生。毎週日曜日にメンバーで集まってガーデナの沖縄県人会ビル隣で練習を行っている。
琉球國祭り太鼓ロサンゼルス支部: www.rmdlosangeles.org
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11月にリトル東京で開催された食のイベント「LA eatsJAPAN」のステージに登場した琉球國祭り太鼓。旧盆の夜に地域を太鼓を打ったり踊りながら練り歩く沖縄の伝統芸能「エイサー」をベースにした創作演舞を披露する琉球國祭り太鼓による、一糸乱れぬ太鼓の音色と舞い。しまんちゅのこころを込めた勇敢で力強いエイサー太鼓がLAダウンタウンのビル群に鳴り響き、会場の人々を熱気の渦に巻き込んだ。
1982年に沖縄県で結成された「琉球國祭り太鼓」は沖縄県内に8支部、県外に約40支部、海外に6ヶ国約30支部を持ち、地球規模での活動を行っている。ロサンゼルス支部は、支部長の片岡さん、副支部長の安次富さんを筆頭に、一番下は10歳から30代まで約20名のメンバーが所属。LA周辺で開催される日系イベントや沖縄県人会の催し物、ドジャース球場のジャパンナイトやLAクリッパーズのハーフタイムショーでパフォーマンスを行うなど幅広い活動を続けている。
Photo by Miku Matsuzuru
11月にリトル東京で開催されたイベントステージにて、ダイナミックなパフォーマンスをみせる琉球國祭り太鼓。
母方の祖父が奄美大島出身である片岡さん、両親が沖縄出身で沖縄県人会を通して琉球國祭り太鼓に出会ったという安次富さん。二人とも琉球文化がルーツにある。「僕は、初めは祭り太鼓に興味はなかったのですが、友達から何度も誘われ練習に参加してみたら、どっぷりと浸かりました」「私は、沖縄県人会で祭り太鼓をみた時に、いつか私もやってみたい!と思いました」。現在はグループをリードする役目を務める。
男性はサージと呼ばれる布を頭に巻き、女性は頭にハチマキ、打掛などの衣装を身にまとい、太鼓を打ちながらダイナミックな踊りをみせる。「琉球國祭り太鼓は、演奏する曲などによってメインとなる太鼓の種類は異なりますが、力強さを醸す大太鼓のほか、エイサーの主流となる中型の締(しめ)太鼓、軽量で軽快な音が特徴のパーランクーの3つの種類の太鼓で構成されます。重量のある大太鼓を奏でながら同時に踊るのが難しさであり、壮大さでもある。国籍問わず、幅広い年齢層が広く楽しめるオープンなところも魅力です」。ステージでは、エイサー太鼓の代表曲といわれる『ミルクムナリ』や『五穀豊穣』、沖縄出身のバンドHYの『時をこえ』など、古典からポップスまで子どもからお年寄りまでが親しめる曲で創作する。「コロナ前の昨年2月にLA支部結成25周年のパフォーマンスをした際には、ボリビアやブラジル、メキシコなど各国のメンバーが大勢応援に来てくれました。世界のみんなと繋がれるのもこの太鼓の素晴らしさです」
Photo by Nathaniel Ella
若さと元気いっぱい!誰でも歓迎、オープンマインドなところが魅力。
来年1月には、初心者も大歓迎の新クラスをスタート予定。「コロナ禍はどうしても元気がなくなりがちですが、琉球國祭り太鼓パワーでロサンゼルスのコミュニティをもっと盛り上げていきたい。新メンバーも絶賛募集中です!」
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(12/10/2021)