【ロサンゼルス18日】ミシュランの2025年カリフォルニアガイドに、ロサンゼルスのレストラン7軒が追加された。ミシュラン・リストやガイドに掲載されることは、誰もが憧れる名誉なことであり、調査員は数ヶ月をかけて最高の場所を発掘する。カリフォルニア・ガイドには、予算がないときに手早く行ける店から、豪華なフルコースを楽しみたい店まで、何百もの店が掲載されている。
７軒のリスト（アルファベット順）とミシュランの評価はこちら：
「Bar Etoile」（ロサンゼルス、価格帯$$$）
ミシュランはバー・エトワールの豊富なワインリストに言及しただけでなく、その商品主導の料理も評価した。同店には、ステーキフリット、ビーフタルタル、ロティサリーチキン、アフォガートなどのカリフォルニア料理とヨーロッパ料理のメニューがある。「軽く燻製したリコッタの上にスナップエンドウをのせ、イラクサのグレモラータとコリアンダーのピクルスで和えた前菜は、この店が市場に影響を受けている証拠だ」とミシュランは書いている。「皮がパリパリで完璧にしっとりしたシマスズキに、キャラメリゼしたサンチョークの上にサルサ・マチャをかけたものも、パッションフルーツのシャンティイを添えたチョコレート・タルトと同様、好評だ」とも。
「Kusano」（カルバー・シティ、価格帯$$$$）
ミシュランは「Kusano」を “ワンマンショー “と評し、シェフのヤス・クサノが皿を片付け、料理を準備し、ドリンクのオーダーを取り、料理を提供する様子を紹介。カウンターのスペースには限りがあるため、事前に予約することを勧めている。シェフは、新鮮なサーモン、牡蠣、ホタテ、穴子、サバなど、握り中心のメニューでシンプルな料理を心がけている、と評価。「ほとんどの料理は握りやわさびでシンプルに仕上げられているが、北海道産のウニにイカの薄切りと焼き海苔をかけたものなど、もう少し派手なものもある」。
「Mori Nozomi」（ロサンゼルス、価格帯$$$$）
森のぞみシェフの名を冠したこのレストランは、女性スタッフだけで運営されている。こじんまりとした店内はスペースに限りがあるので、予約を勧めている。森シェフにとってディテイルは重要であり、そのためこのレストランでは週に数回、日本から魚を空輸。メニューには、ブリ、アワビ、アオリイカ、ウニなど、バラエティに富んだ刺身が並ぶ。銀杏入りの茶碗蒸し、料理長自ら点てた抹茶を添えた餅なども勧めている。
「Rasarumah」（ロサンゼルス、価格帯$$$）
ジョニー・リー・シェフがマレーシアと中国の味を組み合わせたメニューを提供。サンバル、鶏のサテ串、カレー、鯛のフライなどが楽しめる。「メインディッシュはたくさんあるが、濃厚でクリーミーなカレーにバター風味のロティを添えたビーフレンダンは間違いない」とミシュランは書いている。ミシュランによれば、この店の価格帯は少々高いかもしれないが、大皿料理はシェアするようにデザインされているという。
「Restaurant Ki」（ロサンゼルス、価格帯$$$$）
世界各国の影響を受けたニュー・コリアン・テイスティング・メニューを提供。10席のダイニングルームはすぐに満席になるので、予約をお勧めているる。メニューには、しらすギンバプ、タコの頭とコチュジャン、鱒の卵とトリュフライスなど。「メインディッシュには、フォアグラソースを添えたスクアブのバーベキューローストや、45日間乾燥熟成させた乳牛のゴールデンビートソースと韓国風ボーンブロス添えなどがある」とミシュランは書いている。
「Seline」（サンタモニカ、価格帯$$$$）
ミシュランによれば、シェフのデイブ・ベランがセイボリー・コースの途中でアイスクリームを出すのは意外ではなく、テイスティングメニューは、甘いものとしょっぱいものがミックスされている。ネギとユーカリのロースト、ドライエイジングビーフのタルタル、根セロリ添え、カボチャで蒸したホットマッシュルームのサラダなどの味を組み合わせたメニューがある。「ヘーゼルナッツとコーヒーアングレーズの上に盛られたシェフ特製のゴールデンオセトラキャビアは、究極のエンディング」とミシュランは書いている。
「Tomat」（ロサンゼルス、価格帯$$$）
共同経営者のナタリー・ダイヤルとハリー・ポズナーは、地元の農家や業者と協力し、新鮮な食材を「Tomat」に提供している。メニューには、リブロース・カバブ、黒タラ、鴨、マスなど、シェアして楽しめる家庭的な料理が並ぶ。「ローストトマトパウダーをまぶしたバターを添えたバルバリブレッドでスタートし、焦がした季節の野菜を滑らかなアホ・ブランコで味わう前菜をどうぞ」とミシュランは書いている。スティッキー・タフィー・プディングのような様々なデザートも楽しめる。
カリフォルニア・ガイドの全文はこちらのリンクから。
