「LA郡でコロナになったら・・・」
どんなルールで隔離され、社会復帰できるの? 後編
【子供の学校復帰まで編】
ロサンゼルス郡では、COVID-19の新規感染者を1/1に約45,000人と発表しました。12/31に27,091人の新規感染者が報告され、土曜日は23,553人、日曜日は21,200人が陽性と報告されました。また、この週末には、コロナウィルスに関連した4人の死亡例も報告されています。
コロナ感染者が増えてきている中、実際にコロナに感染したら、どの様な手続きが必要なのか、取材しました。
<家族構成>
母・父・子供A・子供B (子供は二人とも公立小学校通学者)
<居住地>
LA郡内
<自分および夫>
モデルナワクチンを4月と 5月に接種済。ブースターは未接種だった。
<子供Aおよび子供B>
ワクチン未接種だった。
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〇「コロナ陰性」子供Bの隔離期間の日数:陽性者隔離終了後からプラス7日間、よって12月3日まで 合計18日間
子供Bは、学校内でおこなわれた11月18日のRapid Testで陰性だった。学校区からの指示で、子供Aの同居者である子供Bは、11月22日および23日に、教育委員会内のオフィスにてPCRテストを再度するよう指示があったため、11月22日にPCRテストを受けるも、結果は再び陰性。
LA保健局のルールによると「陽性者の同居者は、陽性者の隔離が終了したあとにプラスして7日間の隔離をせねばならない」とある。つまり子供Bは、陰性である(元気である)のに、子供Aよりも長く隔離されなければならず、結果として12月3日までが隔離期間となり、学校に通うことは許されなかった。学校復帰は12月6日。。
陽性の同居者は一日でもはやく陽性となった方が、はやく社会復帰できる。陰性である方が長く社会復帰できないルールになっている。
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〇母親の陽性反応:11月19日
子供Aの症状と前後して体調を崩していた母親は、ネットで買っていたコロナのRapid Testキットで、自宅で検査を実施する。夫婦ともに陽性反応。かかりつけのクリニックで診て欲しい旨を相談したが(E-visitにてコロナの症状があるかどうかを判断される)、「クリニックにwalk-inしてはならない。重症化したら電話せよ」との指示。
第三者によって認められていない陽性(自宅での簡易検査など)は、正式なコロナ陽性とならないため、LAカウンティのコロナ感染者数にはカウントされない。
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〇母親がPCRテストを受けた日:11月24日
再びかかりつけのクリニックに電話し、PCRテストを受ける。結果は数日後といわれ、父親は翌日11月25日に陽性確定、母親は翌々日11月26日に陽性確定となる。陽性確定後、クリニックからは「気を付ける事項(手を洗え・消毒せよなど一般的なこと)と重症化したら911に電話せよ」のメールが来ただけで、あとは基本的に放置。
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〇LA保健局から電話インタビュー:11月26日
子供Aのときのように保健局から電話インタビューが来る(時間は30分程度)。インタビュー内容は、子供Aのときと基本的に同じだが、後半は違った。「あなたにこれからインタビューしますが、拒否権があります。答えたくなかったら答えなくても構いません。もしも全部の質問に答えたら、あなたにはギフトカードが贈られるかもしれません」と言われる。
追加で質問されたこと:①人種、②話す言語、③世帯年収、④職業、⑤所属先会社(フリーランスかどうかも問われる)、⑥(あれば)所属先住所および電話番号、⑦上司の連絡先、⑦学歴(高卒か、大卒か、修士号取得か、博士号取得か)※学校名は問われなかった。
非常に細かい個人情報を聞かれる。のちにギフトカートに当選したが、20ドルだった。
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〇自宅隔離はいつ終了するか問題
・症状が最初に発生してから少なくとも10日が経過し、
・少なくとも解熱剤なしで24時間発熱がなく、
・症状が改善している。
母親は隔離期間の10日間が終了し、解熱剤なしで24時間発熱がなかったが、その後再び陽性反応が出た(自宅でのRapid Testにて)。保菌期間は個人によって変わる。
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(1/7/2021)
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