ラムズ優勝でファン暴徒化、ダウンタウンなど19カ所で破壊や損傷の被害(2/14)

【ロサンゼルス14日】第56回スーパーボウルでロサンゼルス・ラムズが優勝したことを受け、ロサンゼルス・ダウンタウンなどで13日夜、優勝を喜ぶファンのお祭り騒ぎが暴徒化した。

 大勢のファンが集まったロサンゼルス・ダウンタウンでは、通行する車を囲み揺らしたり、花火に点火、道路標識のポールに登る人などが出て、ロサンゼルス市警は一部のグループに解散命令を出した。午後10時半過ぎには、市警がファンの暴徒化を警告するツイートを行い、フリーウェイ110号線のオフランプが複数カ所で閉鎖された。

 また、ロサンゼルス・ダウンタウンの宝石店などが強盗被害に遭った他、空車のメトロバスの車体が落書きされるなどした。フィゲロアと11番街角でドーナツターンをしていた車からは、弾丸が込められた拳銃が押収され、運転手が逮捕された。

 警察によると、ロサンゼルス・ダウンタウンなどの19カ所が破壊や損傷の被害を受け、容疑者特定に向けた防犯カメラの映像解析が行われており、今後逮捕者が出る見通し。イースト・ロサンゼルスで午後9時前、車両間での発砲事件が起き、1人が負傷したが、スーパーボウル関連かどうかは不明。

 警察はまた、ラムズの優勝を祝うファンの群衆は、2020年にレイカーズとドジャースが優勝した際のものより小規模だったと発表した。

 

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