東南アジアで記録的な暑さ 長引く休校で教育格差拡大か(5/13)

【ロサンゼルス13日】カンボジアは4月、気温38度を記録し首都プノンペンで学生らはただちに学校から帰宅させられた。風通しの悪い教室の息苦しいほどの暑さと高い湿度は耐えがたいということは日本人ならよく知っているだろう。またバングラデシュでは同じく4月、危険な熱波に見舞われ、国じゅうの学校が閉鎖された。多くの学校は設備が不十分で、扇風機やエアコンなどの冷房設備が不足している。フィリピンの首都マニラの多くの地域では4月、耐えがたい気温に達し、ほぼすべての日で大規模な休校を余儀なくされ、影響を受けた子どもは約700万人にのぼるという。

 このように南アジアの多くの国々では気候変動によって異常気象が激しさを増し、頻度も高まっていることが示されている。5億人近い子どもたちが生命を脅かす熱波などにさらされている。

国際NGOの「セーブ・ザ・チルドレン」やユニセフ(国連児童基金)が発表したところによると、「3300万人以上の子どもたちが熱波の影響を受けた」ということだ。

 国連と関連機関は、発展途上国が気候危機の最前線にあり、熱波や竜巻、暴風、洪水のような長引く異常気象の矢面に立たされていると述べている。ユニセフによると、もっとも打撃を受けたのは地方の貧しい子どもたちだ。貧しい家庭では遠隔学習をするためのノートパソコンやタブレット端末のような機器を買う余裕がなく、長引く休校は教育格差を拡大させているとして問題視されており、異常気象は教育現場にも影響を及ぼしている。

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