カリフォルニア州の人口、2020年以来初めて増加 LA郡では0.1%未満の微増(5/7)

 

【ロサンゼルス7日】カリフォルニア州財務局がこのほど発表したデータによると、カリフォルニア州の人口が2020年以来初めて増加し、特に南カリフォルニアで顕著な増加が見られた。

 4月30日に発表された同州の最新人口統計報告書によると、人口増加の最大の原因は、死亡率の低下(コロナパンデミックのピーク時から死亡者数が減少し、長期的なトレンドに戻った)と、記録保管の滞りがほぼ解消され、州への合法的移民が「回復」したこと。同報告書では、州内居住者数の継続的増加のための「安定した基盤が整った」と表現している。

 ロサンゼルス郡の人口は0.1%未満の微増で、2023年1月現在の推計人口9,819,312人から2024年には9,824,091人へと5,000人弱の増加だった。住宅建設数をみると、ロサンゼルスでは昨年より2万戸強増加し、全州で最も多くの住宅が建設された。ロサンゼルス市はまた、昨年と比較してさらに14,000戸の集合住宅を建設し、最も多くの集合住宅が建設された。

 人口100万人以上の10郡のうち、9郡で2023年から2024年にかけて人口が増加し、州全体の人口の72%を占めた。その中で、リバーサイド郡では約1万3,800人増加し、増加率は0.6%で最大となった。これは、同時期にロサンゼルス郡で見られた増加率の2倍にあたる。

 すべての郡の中で最も伸び率が高かったのは、サクラメント郡のすぐ北に位置するサッター郡で、1.9%の伸びを記録した。次いでインペリアル郡の1.8%、北カリフォルニアのグレン郡の1.4%と続いた。

 州の10大都市を見ると、ベーカーズフィールドの人口増加率が最も高かった。2023年から2024年の間に人口は0.8%増加し、2024年1月1日時点の推計人口は411,109人となっている。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。