パサデナで蚊が媒介するデング熱の稀な症例を報告 ネッタイシマカに注意(10/23)

【パサデナ22日】パサデナで20日、蚊に刺されることによって生じるウイルス感染症「デング熱」に感染した患者が報告された。カリフォルニア州で、海外などへの最近の渡航歴がない人が感染する初のケースとなり、公衆衛生局は「極めてまれ」と述べた。

 デング熱は、人から人へは直接感染しない。潜伏期間は、デングウイルスに感染した蚊に刺されてから2日~14日で、多くの場合で3日~7日。急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が出る。通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に出る。患者の一部はまれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療を行わなければ死に至ることもある。

 パサデナ市公衆衛生局によると、この患者の容態は回復している。すでにデング熱に感染していた人を刺した蚊に刺されて感染した可能性が高いとみている。米国内で感染者が報告されるのはまれだが、海外で感染した人が国内に持ち込む場合があるという。

 同局は、感染者が出た地域を訪れ、周辺住民に対し、デング熱を媒介するヤブカ属のしま模様があるネッタイシマカに刺されないよう注意を呼びかけた。俗にyellow fever mosquitoと呼ばれ、南カリフォルニアで今年、大量発生している。

 特に屋外の蚊が多くいそうな場所では、できるだけ肌の露出を避け、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意を呼びかけている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。