マウイ島の山火事による死者数は93人に　米国内で過去100年以上で最も深刻な被害に（8/14）

【ハワイ州ラハイナ14日】マウイ島の歴史的な町を焼き尽くした山火事による死者が93人に達するなか、当局は土曜日、死者の発見と身元確認作業はまだ初期段階にあると警告した。この山火事による死者は、すでに100年以上続いているアメリカの山火事で最も多い。

新たに発表された数字は、死者85人を出した2018年のカリフォルニア州北部のキャンプファイヤーでの犠牲者を上回った。その100年前、干ばつに見舞われたミネソタ州北部で1918年に発生したクロケット火災は、多くの農村地域を駆け巡り、数千棟の家屋を破壊し、数百人の死者を出した。

マウイ島では、南マウイのキヘイ地区とアップカントリーと呼ばれる内陸の山間部で、少なくとも2件の火災が発生している。金曜の夕方には、ラハイナの北に位置する西マウイの海岸沿いのコミュニティー、カアナパリで4件目の火災が発生したが、当局によると、作業員が消火にあたったという。