【ロサンゼルス31日】ホリデーシーズンを目前にして、旅行の計画を立てている方も多いだろう。「暮らすように旅をする」をコンセプトにしているAirbnbは、スウェーデンに拠点を置く企業Minutと協業し、60ヶ国以上のホスト(宿主・民泊施設)に対して、騒音の監視機器のサブスクリプションサ
ービスを始めると発表した。
宿泊施設では時として騒音に関するトラブルが発生するが、宿泊施設の騒音が、規定のデシベルレベルを超えたことをMinutのデバイスが検出すると、Airbnbのメッセージツールを介して、ホストとゲストに自動通知が送信される仕組みとなっている。つまり、騒音の録音や送信をすることなく周囲の騒音を自動的に測定することができるのである。これにより、ホストは問題
を事前に検知・予防することが可能となる。Airbnbのホームページでの発表によると、最近チェコのプラハで実施したMinut騒音センサーを利用した試運転では、100パーセントの確率で騒音感知から20分以内に騒音を減少させることに成功したということだ。
Airbnbはホストに対して、このサブスクリプションサービスの最初の3ヶ月間を無償で提供すると発表している。これまでホストにとって、マンション隣人や近隣住民からのクレームは、住民トラブルにつながってしまう深刻な問題であった。このサービスの導入で、ゲストにとってもホストにとっても快適な宿泊になるか、期待が高まる。