加州が全米初、全生徒へのワクチン義務化 FDAの正式承認得られ次第(10/1)

【ロサンゼルス1日】カリフォルニア州のニューサム知事は1日、5歳から11歳へのコロナワクチン接種の正式承認が米食品医薬品局(FDA)から得られ次第、公立と私立ともに幼稚園から高校に通う全生徒へのコロナワクチン接種を義務化する、全米初の方針を発表した。

 政府が現時点で正式承認しているコロナワクチン接種は16歳以上。12歳から15歳は緊急使用許可の対象になっていることから、この年齢グループへの接種義務化も、正式承認された時点で実施される。

 生徒へのワクチン接種義務化は、FDAが正式に承認した後のセメスターから実施される。例えば、1月に正式承認された場合、義務化実施は7月からになる。

 宗教または健康上の理由でワクチン接種ができない生徒は対象から除外される。それ以外で義務化に従わない生徒は、在宅学習となる可能性がある。

 州内では、ロサンゼルスとオークランドの学校区が独自に、12歳以上の全生徒へのワクチン義務化を決めている。カリフォルニア州は8月に全米で初めて、幼稚園から12年生を教える公立と私立両校の全教職員に対し、ワクチン接種か毎週のコロナ検査実施を義務化した。ニューサム知事は夏の初め、学校の教室内でのマスク着用令も出した。

 ニューサム知事はツイッターで、はしかやおたふく風邪のワクチン接種が義務化されているのと同様に、学校でのコロナワクチン接種も義務化されるべき、と生徒らの安全確保の重要性を主張した。

 カリフォルニア州は現在、全米て最も低いコロナ陽性率を維持しており、これは、教職員や医療関係者、大学関係者らへのワクチン接種義務化が功奏している可能性がある。雇用者にワクチン接種義務を課す大企業も出てきている。

 

 

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