ヨガを通して心身と向き合う(7/26/2018)

ヨガインストラクター

ミミ・ライト |Mimi Wright

  古代インド発祥の、真の自分に向かう為の修行法であるヨガ。精神と身体のバランスを整える方法であるが、アサナ(ポーズ)を取る内に呼吸が深くなり、柔軟性が増し、体幹筋肉も鍛えられるので、無理なく取り組める運動として今や世界中でダイエットや健康維持に役立つと大ブーム。ヨガスタジオは増え、フィットネスクラブでもクラスが取れるようになり、誰でも気軽に参加できるようになった。


 サンディエゴ近辺に住む日本人やアメリカ人にヨガレッスンを行っているミミ・ライトさんは、アサナ(ポーズ)だけでなく、ヨガの教えを実践することが大切だと語る。「ヨガには八支則といわれる教えがあります。人がすべきこと、人がしてはいけないこと、アサナ、呼吸法、感覚の制御、精神統一、瞑想、悟り。これらを実践して心身のバランスを整え、自分を客観視し、精神的な豊かさを育むのがヨガです。ポーズを完璧に取ることはヨガの教えとは関係ありません。貴方の出来るヨガをして瞑想の時間を取り、自分の心身と向き合うことで、ヨガの後の心地良さが身にしみて分かるようになります」


 フライトアテンダントをして、不規則な生活から体を壊し、生活改善をしたいと思ったミミさん。1998年、妊娠中でもできる無理のない運動としてヨガを始めた。「私はとても体が硬かったのですが、ヨガをするうちに自分の体が変わっていくのを実感しました。それで知人にヨガの良さを情熱的に勧めたら、そんなに熱心なら教えてみたら、と言われました」


 2006年にはアリゾナ州のセドナでヨガアライアンスのRYT資格を取得。日本の横須賀と佐世保海軍基地、カリフォルニアのレモア海軍基地でヨガを教えた。2012年、軍人のご主人の退役をきっかけにサンディエゴに移住。さらに2016年には陰ヨガのインストラクター資格を取得した。「陰ヨガは筋肉を使わずに行う静の瞑想するヨガで、筋膜や接合組織を伸ばして体がどんどん柔らかくなります」


 エスコンディードのSattva Fitness Yoga Centerで練習をしているうちにオーナーから依頼され、1年前からヨガクラスを教えるようになった。「八支則に『向上』という教えがあります。指導資格を取り先生になって自分は完成したのではなく、それはスタート地点。今も教えながらいろいろな先生のクラスを受けて、自分も学び続けています」


 以前ヘルニアを患い手術を勧められたが、ヨガを続けることで手術せずに腰痛と向き合えるようになったというミミさん。「体にいいことをしていると毎日実感しています。ヨガは体が柔らかい人だけができるのではなく、体が硬い人こそ始めて欲しいです。生徒さんがヨガをして気持ち良さそうな顔をしているのを見るのが嬉しい。これからもヨガの良さをたくさんの人に広めていきたいですね」。

サンディエゴ北部エスコンディードのSattva Fitness Yoga Centerをはじめ、サンディエゴ各地でヨガを教えているミミ・ライトさんhttps://ameblo.jp/mimisandiego/ www.instagram.com/yogawithmimisandiego/

夏季は海に浮かべたパドルボードの上でポーズをとるSUPヨガも実施。

明るく開放的な空間でアロマを焚き、リラックスしながら指導。「生徒さんから『体質が変わってきた、体が柔らかくなってきた』と報告を受けるのが嬉しい」とのこと。

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