【ロサンゼルス7日】米国の3大サーフショップ「Quicksilver」「Billabong」「Volcom」の親会社「Liberated Brands」が今週初めに破産を申請したため、これらの120店舗以上が閉店される。
同社が直面した課題として挙げられているのは、金利の上昇、長引くインフレ、サプライチェーンに沿った物品の移動における中断や遅延、消費者需要の減少、消費者の嗜好の変化など。負債額は2億2600万ドルで、約1400人の従業員が解雇された。
法廷提出書類の一部として、LiberatedのCEOであるトッド・ハイメル氏は、”一連の大きな逆風と課題”を詳述した29ページの声明文を提出した。その中で、コロナパンデミック時には、アウトドアウェアやオンラインショッピングに対する顧客の需要が急増し、利益は増加したが、店舗で直接買い物をする客の数が完全に回復することはなかったと述べた。
店舗は今後数週間以内に閉鎖されるが、3つのブランドは別の運営会社に移され、チェーン店の衣料品の生産は継続される見通し。