【警察官YURIのつぶやき】UBERって本当に安全？

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.136

UBERって本当に安全？

皆さんこんにちは！警察官のゆりです！
今週は、皆さんがよく利用しているUBERやLyftを利用する際の注意点などについてお話しします。

あなたは、どのくらいの人がUBERのアプリ利用中に性犯罪に巻き込まれた統計をご存知ですか？
2017年から2020年にかけて9,805件もの被害があったと言われています。このうちのなんと852件がレイプと言われています。2021年には、13歳の少女が一人でUBERを利用した際にドライバーにレイプされるという恐ろしい事件もありました。

UBERは常に安全性を重視していると言いながら、実際調べてみるとこのような結果です。UBERのバックグラウンドチェックは適当で、ドライバーにより性被害にあったという通報があった後でもドライバーをアプリから外すこともしない場合もあると言われています。被害者の方々は、『バックグラウンドチェックをもっときちんとやって欲しい』『ドライバーの指紋を取るべきだ』『車内にダッシュカメラを必須にするべきだ』などとクレームをしています。

利用するときはなるべく人の目につく場所でピックアップしてもらう、深夜に泥酔状態で特に女性一人での使用などは避ける（事前に友人に頼んでおくなど対策はあります）。

万が一女性一人で利用する場合は助手席でなく後部座席に座り、なるべく助手席側の後部に座りましょう（その位置が一番ドライバーが不審な行動をとった場合すぐに気がつけるでしょう）。その際なるべく携帯電話から目を離し相手に隙を与えないように真っ直ぐ前を向いて座りましょう。そしてすぐに車に乗り込むのではなくきちんとナンバープレートが合っているか、相手が自分の名前をわかっているかなど確認しましょう。

常に安全第一で過ごしてください！

(2/9/2024)