【警察官YURIのつぶやき】麻薬売人・最低懲役20年、無期懲役の可能性も！

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

Vol.101

麻薬売人・最低懲役20年、無期懲役の可能性も！

2020年5月、売人により純正のオキシコドンだと渡されたピルにフェンタノールが混入したとして、当時15歳の少年が死亡。Rolling Hills在住だったAlexander Declan Bell Wilson(22歳)が逮捕された。

そして、先週金曜日(5/19/2023)の判決でAlexanderは、有罪と判決されました。

最低でも懲役20年、無期懲役の可能性もあるとのこと。

このような判決が下りて少しホッとしています。カリフォルニア州では、ここ最近犯罪者がすぐに釈放されたり、起訴すらされず罪を償うことが減っていましたから。

ご存知の方も多いと思いますが、フェンタノールは最も恐ろしい麻薬。ほんの微量が致死量となってしまうにもかかわらず、メキシコのカーテル(シナロア)が大量にアメリカに流しています。そのためにフェンタノールが混入しているピル、コカインやヘロイン、合成大麻など知らずに手を出して急死するという被害も増える一方。

果たしてこの麻薬売人がフェンタノールが混入していたことを認識していたのか、私個人的にはとても気になります。

#saynotodrugs

軽い気持ちで人にドラッグを勧めるのが許される時代はもう終わりです。あなたが軽い気持ちで勧めたドラッグで、友達や知り合いが命を落とすかもしれません。

その責任、あなたは負えますか？