現役警察官 YURIのつぶやき

犯罪多発のロサンゼルスで警察官として活躍するYURIが、警察官の日常・事件の裏側・ロサンゼルス犯罪のリアルな「現場」をReport。 読者からのコメントや質問にどんどん答えるキャッチボール型コーナー。 アメリカ生活を安全に、また、犯罪に巻き込まれないよう、現役警察官ならではのアドバイスも。

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Vol.19

 

ロサンゼルスの殺人率は、昨年の同じ時期と比べて50%増加しています。

数週間に渡り、今すぐできる防犯についてお話ししていますが、今週はパート③として、お子様がいる方が今すぐ使える防犯についてお伝えします。ロサンゼルスで安全に暮らすための大事なポイントですので、是非最後まで読んでください。インスタグラムでもお話しさせていただいていますのでチェックしてくださいね!

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[子供に留守番をさせる際の防犯]

基本中の基本!子供に自宅の住所を暗記させておく、もしくは見える場所に住所のメモを貼っておきましょう。理由は、緊急時に911する際、現在地を素早く正確に伝えられるようにするためです。しっかり伝えられないと命取りになる事もあります。また、電気を多めにつけて外出しましょう。理由は、強盗犯に“この家は狙えないな”と思わせるためです。電気が付いている家、防犯カメラ設置してある家は避ける可能性が大きいです。

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[子供の携帯電話]

中高生は、SNSを使用する時間が増えると思います。その際、子供の携帯電話をparenting modeにしましょう。無駄にSNSを数時間も使用することで犯罪に巻き込まれるチャンスも増えます。そして子供が誰とメールをしているのか、どのようなアプリを使用しているのかを把握しておく事も大切です。

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[お酒の保管方法]

自宅にお酒を置いている方は私も含め多いと思います。中高生が親に気がつかれないように水筒にお酒を入れて学校やイベントに持ち込むトラブルが目立ちます。高校生にもなると車の運転をする学生も増えてきます。飲酒による人身事故や喧嘩など最悪な事態を避ける事ができるよう各自が気をつける事が大切です。お酒の収納にはロックやセンサーをかけるなど工夫をしましょう。

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Stay safe, everyone!

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プロフィール YURI
ロサンゼルス 近郊 Police Department勤務

日本から留学生として渡米しアメリカ国籍を獲得。2014年に警察学校に入り6ヶ月後に卒業。現在はLA近郊のパトロールを担当しながら、人身売買根絶を目指す。二児のシングルマザーとして育児と仕事を両立する傍ら、インスタグラムなどのSNSを通して、事件現場の生の情報発信、ファンとの情報交換、交流を積極的に行う。LAのリアルを発信し続け、アメリカのみならず日本からも注目されている。

インスタグラム:@1114lajpn
らららインタビュー記事:『Vol.26 動く人の活動NOTE -警察官YURI』を読む

 

 

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(10/22/2021)

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