神経外科 看護師・Michele Tanigakiさん

『看護師一同、団結して皆さんを守ります!』

 

プロフィール

神経外科 看護師

Michele Tanigakiさん

ニュージャージー州立大学看護学士学部を卒業。2年間脳卒中科で勤務をした後、ロサンゼルスに移住。現在は大学病院で脊椎外科・神経外科の看護師として働く。

 

 

具体的なお仕事内容を教えてください。

LAの病院の神経外科で看護師として働いています。勤務の日は朝7時から夜7時まで患者さんのケアを中心に幅広く業務をこなしています。看護師は本来それぞれ専門ユニットで働くことになっていますが、病院内がパニック状況にある今、ユニットの垣根を超えてヘルプし合う「team nursing」という方法をとっています。それにより、私もコロナ専門のユニットで勤務することがあります。

 

病院はどのような様子ですか。

フロアごとに一般の患者さんのエリアとコロナ感染者の方々のエリアに分かれています。私の勤務する病院は一般の患者さんのための部屋が足りず、廊下などにベッドを並べている状況です。病院内での感染拡大予防ため、看護師やスタッフはマスクにゴーグル、フェイスシールド着用と万全な装備でいますが、それでも入院中にコロナにかかってしまう方もいて、やはりいつもコロナと隣り合わせです。

 

プロの目線で、パンデミックがここまで続く理由は何ですか。

一人一人の自覚があと一息足りていないからだと思います。特に、若い人は体調不良をそのままにしてしまいがちなので、手遅れの状態になる前に疑いを持ち病院にかかることが重要です。また、大きな移動をして普段会わないような人々に会う時がより危険とされているので、やむを得ない場合は注意をして欲しいです。

 

この状況下に医療関係で働くミシェルさんは何を感じますか。

人との繋がりが濃くなった気がします。職場の人々とは今まで以上に団結し信頼し合える仲になりました。また、家族や友達から気にかけてもらい健康を祈ってもらった時、コーヒーショップで感謝の言葉とフリーコーヒーを頂けた時などにも、自分はこの人々のために働いているのだという自信が湧き、モチベーションにもなっています。世界中が大きな不安の中にいますが、私たちは「絶対に乗り切れる」という想いを持って働いています。

 

 


”動く人の活動NOTE”

コロナ渦で一変した私たちの生活。そんな中で、新しいことに挑戦する人、これまでやってきたことを必死で続ける人など、頑張る形は様々。それぞれに前を向いて力強く進む、動く人を紹介します!

 

 

 

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