メルセデス・ベンツ 29万2000台超のリコールを発表(5/13)

【ロサンゼルス13日】メルセデスは、2006年から2012年までのML、GL、Rクラスの一部車種について、292,000人以上の顧客に対し、運転を中止するよう警告している。

メルセデスは、米国道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)のウェブサイトに掲載されたリコールの通知で、湿気が蓄積してブレーキブースターのハウジングユニットに腐食が生じ、真空漏れが発生してブレーキの性能が低下する可能性があると述べている。

また、腐食が非常に激しい場合、まれにハードブレーキングによりブレーキブースターが機械的に損傷し、ブレーキが効かなくなり、衝突の危険性が高まる可能性があるとのこと。

なお、足踏み式パーキングブレーキは作動する。

メルセデスは、影響を受けた車両のドライバーは、問題が発生する前に、ブレーキペダルの感触が変化したり、ブレーキペダルを踏むとヒスノイズやエアフローノイズが発生したりすることに気付くかもしれないと指摘しているが、現在までのところ、この問題に関連する事故、負傷、死亡は発生していない。

この状況を改善するために、メルセデス・ベンツ販売店は、ゴム製スリーブを取り外し、ブレーキブースターを点検し、必要に応じて交換するとのこと。オーナーへの通知書は5月27日から郵送される予定である。

腐食が進行している車両は、ブレーキブースターの機能を確認するための追加テストを実施する。

追加テストに合格した車両は、最長で2年間運転することができるが、追加修理のために再来店する必要がある。テストに合格しなかった車両は、ブレーキブースターの交換が必要となる。

修理はすべて無償で行われる。修理が必要ですぐに実施できない場合は、メルセデス・ベンツ正規販売店がレッカー移動と代替交通手段の手配を手伝う。

 

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