情報提供募る:サンペドロでアジア系の身元不明の男性 日本人の可能性も(10/13)

【ロサンゼルス13日】10月11日(火)、ロサンゼルス郡の公衆衛生局が、サンペドロ市で重症を負った男性患者の身元特定に協力を求める発表をした。発表によると、男性は20代半ばのアジア人、身長は177.8cm、体重は71.6kg、肩までの長さの黒い髪と茶色の目をしているという。タトゥーやそのほかの目立った特徴はない。所持品のなかに身元がわかるものがないため、一般から男性の情報を求めることになったとのこと。

 男性は10月9日にロサンゼルス郊外のWilders Addition Park付近の住宅街で発見された。そのとき既に外傷性脳損傷を負っていた。男性は搬送され、現在、トーランス市にあるハーバーUCLAメディカルセンターで人工呼吸器を装着され、鎮静薬を投与された状態で入院している。病院は「患者の所持品は黒いバックパック、日本の通貨が入った財布がひとつ、そして複数の旅行用
サイズの身だしなみ・衛生用品です」と述べており、男性の身元に関する情報を持っている人は、ハーバーUCLAメディカルセンターに電話するよう呼びかけた。

ニュースメディア『KTLA』や『KTTV』によると、男性は日本人の可能性が高いという。また米掲示板サイト「Reddit」のなかの「Los Angeles」というカテゴリーでは、近隣の犯罪情報サイトをフォローしているという人物が「9日夜遅くに、このエリアで、アジア系の人が自分の頭に銃を突きつけて発砲した騒ぎがあり、警察が出動していた」とコメントし、この件と関係があ
るのかもしれないと述べているが、真偽のほどははっきりしない。また他のユーザーコメントでは「警察ではなく公衆衛生局が動いていることから、事件性の低い事案である」という示唆もある。いずれにしても正式な続報は現時点では届いていない。

本日10月13日にロサンゼルス日本国総領事館に電話で問い合わせたところ「身元不明のアジア人男性の事案は承知している。現在、詳細を確認中である。現時点ではアジアンヘイトという情報は入ってきていない」ということだった。

 公開された顔写真には、右目の周囲に殴られたような腫れがあり、在米日本人のあいだに衝撃が走っている。

<身元不明の男性について情報がある方はこちらまで連絡をどうぞ>
ハーバーUCLAメディカルセンターの電話:+1(424)306-5305  ※この男性の情報専用電話
ハーバーUCLAメディカルセンターの住所:1000 W Carson St, Torrance, CA 90502

 

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