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  • 第59回 カリフォルニア州の「民主党寡占体制」に影  

    2020年11月17日 アメリカ101

    大統領選挙を中心とする今回の一連の“総選挙”の一環として実施されたカリフォルニア州での一連の選挙および住民投票の結果を眺めると、「ブルー・ウェーブ(Blue Wave)からレッド・リプタイド(Red Liptideへ)ということでしょうか。2018年の中間選挙では民主党が大勝、連邦下院議員選挙では、長年にわたりアメリカでもっとも強固な共和党の支持地盤だったオレンジ郡の全7選挙区で勝利するという「ブルー大波」を起こしたのですが、今回は、そのオレンジ郡で共和党が2議席を奪回するなど、州全体で最終的には4議席を増やす見通しという「レッド荒波」だけなく、住民投票でもリベラル派が推進した、いくつかの提案が敗北するケースがあり、「カリフォルニア州の「民主党寡占体制 」に影を落としているからです。     連邦下院議員選での共和党反撃を象徴するのが、第39選挙区での共和党ヤング・キム(58)候補のリベンジです。前回2018年選挙では、開票当日から民主党のギル・シスネロス候補をリードして、当選を確信していたものの、その後の開票で徐々に追い上げにあい、開票から1週間で逆転・敗北の憂き目をみました。同選挙区はオレンジ郡のみならずロサンゼルス郡、サンバーナディーノ郡という三つの郡にまたがる選挙区ですが、エド・ロイス議員引退に伴い、その側近として働き、また州議会下院議員として知名度の高かったキムが有利に選挙戦を展開しました。宝くじに当選、一夜にして億万長者となった慈善事業家という特異な経歴のラティーノである退役軍人シスネロスに敗北して2年、捲土重来が実って、ソウル郊外仁川市生まれの「初めての韓国系女性下院議員」誕生となりました。     そしてオレンジ郡シールビーチやラグナニゲルなど沿岸沿いの第48区で、同じく民主党現職を破ったのが、キムと同じ韓国系女性政治家であるミシェル・スティール候補(65)です。ご主人はカリフォルニア州共和党組織のトップだったショーン・スティール氏で、彼女自身はオレンジ郡参事会議長として活躍してきた同郡の有力政治家で、キムと並んで同郡の保守党地盤を継承したこととなります。     今回の選挙で「初めての韓国系女性下院議員」となったのは、キム、スティール両氏だけではありません。ワシントン州第10区で民主党候補として当選を果たしたのは母親が韓国人、父親が黒人というマリリン・ストリックランド前タコマ市長です。軍人である父親が韓国に駐留していた関係でソウル市で生まれ、アメリカで育ったという経歴で、大学卒業後スターバックのオンライン・ビジネス部門やタコマ市での公共テレビ業界などで働いたあとタコマ市議会議員、市長と公職を経て、連邦下院議員に当選したもの。これら3人を加えて、ニュージャージー州第3区で民主党のアンディ・キム議員が再選されており、下院での韓国系議員は計4人となります(ちなみに日系下院議員はカリフォルニア州第6区のドリス・マツイ、同41区のマーク・タカノの両氏)。     カリフォルニア州絡みの最大の話題は、「アメリカ初の女性/黒人/アジア系副大統領」としてカマラ・ハリス上院議員が当選確実となったことでしょう。そして、この結果、来年1月末に行われるジョー・バイデン大統領による両院合同会議での一般教書演説では、議長席にはハリス副大統領(上院議長)とナンシー・ペロシ下院議長というカリフォルニア州出身の女性政治家二人が並んで座るという歴史的な光景が現出することになります。そして、ハリスの後任上院議員に誰が就任するかも注目されます。ギャビン・ニューサム州知事が残り任期を全うする議員を任命する権限があり、同じく女性を選任するのか、あるいは男性政治家を選ぶのか、カリフォルニア州で活躍するトップクラスの政治家の浮沈をかけた重要な決定です。    著者/佐藤成文(さとう・しげぶみ) 通称:セイブン 1940年東京都出身。早稲田大学政治経済部政治学科卒。時事通信社入社、海外勤務と外信部勤務を繰り返す。サイゴン(現ホーチミン市)、カイロ、ベイルート、ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス各支局長を歴任し、2000年定年退社。現在フリーランスのジャーナリストとしてロサンゼルス在住。      

  • 退役軍人会の支部に強盗 3万ドル相当盗まれる リバーサイド  

    2020年10月18日

    【ロサンゼルス18日】退役軍人の全米組織「米国在郷軍人会」のリバーサイド支部に17日午前4時頃、強盗が入り、修復工事が行われていた建物内から3万ドル相当の工事用具や機器が盗まれる事件が起きた。   防犯カメラの映像によると、強盗は8人のグループで、約2時間の間に2度建物に侵入。盗んだ物をSUV車に乗せて持ち去った。   同支部は、退役軍人らのパーティーやPTSD(心的外傷後ストレス障害)に関するミーティングを主催する「退役軍人の聖地」で、修復工事もボランティアにより進められていた。警察当局が犯人逮捕に向けた捜査を行っている。    

  • 【11/9(土)】 ロングビーチ・ベテランズ・デー・パレード&セレブレーション

    2019年11月06日 Los Angeles

    毎年ベテランズ・デーの前日に開催される退役軍人の活躍を称えるイベント。 退役軍人らが参加するパレードは、見学無料。 パレードのゴールであるHoughton Parkでは、ライブステージやフードブースなどが並び、フェスティバルが行われる。

  • 3億超かけたコロシアム修復工事が終了  

    2019年08月16日

    【ロサンゼルス 8月15日】昨年1月から行われていたエクスポジション・パークの「Los Angeles Memorial Coliseum」の修復工事が15日に終了し、3億1500万ドルをかけた新生「United Airlines Field」がお披露目された。 修復工事では、スタジアム内の全席が取り替えられ、スイートやクラブシート、記者ボックスの新設、650台のビデオスクリーン追加、照明やWi-Fiシステムの最新化などが行われた。幅の広い席や通路の増設で、収容人数は工事前の93000人から77500人に減った。   フットボールシーズンの幕開けに、L.A.Rams対Denver Broncosのプレシーズンマッチが24日に行われ、USCが31日にFuresno Stateと開幕戦で対戦する。   コロシアムは、1923年に第一次世界大戦の退役軍人を記念して建てられ、2013年からUSCが運営。これまで2度のオリンピック、2度のスーパーボウル、ワールドシリーズなどを開催し、2028年のオリンピックでも主要施設になる。