全米/ローカルニュース

  • ウィスコンシン黒人銃撃事件で抗議デモ LAダウンタウン 逮捕者も  

    2020年08月26日

    【ロサンゼルス26日】ウィスコンシン州で23日に黒人のジェイコブ・ブレークさん(29)が白人警官に背後から銃撃された事件を受け、ロサンゼルス・ダウンタウンでは抗議デモが連日行われている。   デモ3日目の26日夜には、3街のトンネル内でロサンゼルス市警官とデモ参加者が衝突し、警官がゴム弾を発砲。少なくとも10人が、破壊行為や警官に対する暴行の容疑で逮捕された。この日の昼間から、デモには約300人が参加していた。ケガ人の有無は不明。 24日の抗議デモでは、参加者が警官にボトルを投げるなどしたため、警官隊は催涙ガスを噴射。少なくとも警官3人が負傷したが、逮捕者は出ていない。    

  • 黒人男性「もう歩けない」 デモ暴徒化、非常事態宣言 中西部  

    2020年08月26日

      【ニューヨーク26日時事】ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性ジェーコブ・ブレークさん(29)が背後から警官に撃たれ、重体となった問題で、家族の代理人弁護士は25日、記者会見し、ブレークさんが脊髄を損傷、「奇跡が起きなければもう歩けない」と明らかにした。関与した警官の逮捕を求めている。   ミネソタ州で5月に黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡した事件から25日で3カ月。ブレークさんの問題を機に抗議デモが全米で再燃する可能性がある。   米メディアによると、地元では抗議デモの一部が暴徒化して車両などを放火。エバーズ州知事(民主)は25日、非常事態を宣言した。地元当局の支援などのため州兵の動員数も拡大する。一方、司法省や連邦捜査局(FBI)も警官の発砲の経緯を調べているという。   ブレークさんの母親ジュリア・ジャクソンさんは記者会見で、暴徒化した一部による破壊活動について、「息子や家族の思いを反映していない」と述べ、やめるよう呼び掛けた。   発砲の様子を映した動画で銃声は7回聞こえた。家族の弁護士によると、ブレークさんは胃に穴が開き、結腸や小腸、腎臓などに損傷があった。「今も手術中だが、これが最後の手術とはならない」と語った。   米メディアによると、警官は家庭内トラブルの通報を受け現場に駆け付けた。ブレークさんの家族の弁護士はブレークさんが「女性2人のけんかを止めていた」と主張している。 写真:25日、息子のジェーコブ・ブレークさんが警官に撃たれた事件を受けて記者会見するジュリア・ジャクソンさん(中央)    

  • 大学で学生多数の感染相次ぐ オンライン授業化、大量停学も 新型コロナ  

    2020年08月26日

      【ワシントン26日時事】新型コロナウイルス感染者が世界最多の米国で、新学期を迎えキャンパス生活を再開した大学の学生ら多数がウイルスに感染していることが相次いで明らかになった。トランプ大統領は「若者や子供はウイルスに強い」と主張し、大学や学校に本人出席による授業再開を強く求めているが、学生や教職員らの懸念が強まりそうだ。   25日の米各メディアによると、本人出席の授業を19日に開始したアラバマ州立大では、感染検査を受けた4万6000人余りのうち約1000人が陽性と判明した。感染した学生の大半は、自宅に戻り自主隔離に入ったという。   同大のベル学長は、学生らに宛てたメールで「秋からの学期を一緒に乗り切るのが私たちの目標だ」と説明。感染拡大を阻止するため、社会的距離の確保やマスク着用、大人数の集会禁止の徹底を呼び掛けた。   ノースカロライナ大チャペルヒル校では新学期開始直後の先週、学生と職員計130人以上が陽性と診断され、大学は急きょ本人出席の授業をオンラインに切り替えた。17日にオンライン中心で授業を再開した南カリフォルニア大でも、「ロサンゼルスのキャンパスで学生の感染者が増えている」として、100人超の学生が14日間の隔離状態に置かれた。   感染防止のため、強硬措置を講じた大学もある。CNNテレビによると、オハイオ州立大は学期開始前日の24日、マスク着用や10人超の集まり禁止などのルールを守らなかったとして、228人を停学処分とした。 写真:ニューヨークで、新学期開始を控え、新型コロナウイルスの感染検査の順番を待つニューヨーク大の学生ら=18日    

  • 黒人男性に警官発砲、重体 背後から複数回、地元でデモ  

    2020年08月25日

      【ニューヨーク25時事】ウィスコンシン州ケノーシャで23日、丸腰の黒人男性ジェーコブ・ブレークさん(29)が背後から警官に撃たれ、重体となった。この様子を映した動画が拡散し、地元では抗議デモが発生、夜間外出禁止令が出された。エバーズ州知事(民主)が州兵100人以上を動員するなど緊張が高まっている。米メディアが報じた。   ブレークさんは集中治療室(ICU)にいるが、容体は安定している。   動画では、車の周りを歩くブレークさんを銃を構えた警官が追い、運転席に乗り込もうとしたところを背後から発砲。銃声は7回聞こえる。   警官は家庭内トラブルの通報を受け、現場に駆け付けていたという。現場には数人の警官がおり、発砲に関わった警官は休職中。   ロイター通信によると、抗議デモの主催者の一人は「車内には子供が3人いたのに、この男性の背中に向かって7回も発砲する理由はない」と述べ、警官の免職を求める考えを示した。   米国では中西部ミネソタ州で5月、黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫されて死亡する事件があり、抗議デモが拡大。一部は暴徒化した。今回の発砲を受け、抗議デモが全土で再燃する可能性がある。 写真:黒人男性が警官に撃たれた事件を受け抗議する人々    

  • 共和党大会、トランプ氏指名 再選へ公約、「米国第一」鮮明  

    2020年08月25日

      【シャーロット(ノースカロライナ州)25日時事】米共和党全国大会が24日、ノースカロライナ州シャーロットで始まり、トランプ大統領(74)が規定の代議員数を獲得し、11月3日の大統領選の候補に指名された。トランプ氏は2期目の公約を発表し、支持率でリードを許している民主党のバイデン前副大統領(77)との戦いに向け、「米国第一」路線の継続を鮮明に打ち出した。   副大統領候補にはペンス副大統領(61)が指名された。共和党大会は4日間開催。ほぼ全てがオンラインだった民主党大会と異なり、全米各州・地域から当初の規模を縮小した約300人の代議員が集まり、投票を行った。   トランプ氏は23日、陣営のサイト上で「あなたのための戦い」と題した公約を発表。10カ月で1000万人の雇用を創出し、製造業の「中国依存」を終わらせ、100万人の雇用を中国から取り戻すとした。具体策として中国から工場などを米国に移転した企業に税を優遇し、中国への外注化を進める企業とは連邦政府が契約しないと明記した。   世界一の感染者・死者を出した新型コロナウイルスでは、年内にワクチンを開発し、来年中に社会の正常化を目指すと宣言。同盟国に公平な責任分担を求め、「終わりなき戦争」をやめるなど「米国第一の外交」を展開することも記した。   党大会では通常、党の方向性を示した政策綱領が採択される。だが、共和党は新たな綱領を作らず、トランプ色を反映した2016年版を引き続き使用することを決めた。   トランプ氏は27日にホワイトハウスから指名受諾演説を行い、反転攻勢を期して活動を本格化する。 写真:24日、ノースカロライナ州シャーロットで、共和党全国大会の会場に集まった代議員ら    

  • 佐藤、2度目のインディ500優勝 3年ぶりに伝統レース制す  

    2020年08月24日

      【ニューヨーク24日時事】世界3大自動車レースの一つ、第104回インディアナポリス500マイル(インディ500)は23日、インディアナ州のインディアナポリス・モータースピードウエー(1周約4キロ)で200周の決勝が行われ、佐藤琢磨(43)=ホンダ=が2017年に日本人初優勝を遂げて以来、3年ぶり2度目の優勝を果たした。 複数回優勝は佐藤が史上20人目。最多4度優勝は過去、3人が記録している。   佐藤はインディ500で自己最高の3番グリッドからスタートすると、序盤から上位争いに加わり、残り45周を切ってトップに浮上。残り15周余りで再びトップに立ってからも力強い走りを保ち、スコット・ディクソン(ニュージーランド、ホンダ)との競り合いを制した。   2位がディクソン。佐藤が所属するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのチームメート、グラハム・レイホール(米国、ホンダ)が3位に入った。佐藤はインディカー・シリーズ今季初勝利で通算6勝目。   新型コロナウイルスの影響で、レースは無観客で行われた。   写真:自動車のインディ500で2度目の優勝を遂げ、喜ぶ佐藤琢磨=23日、インディアナポリス    

  • 落雷1万回で山火事拡大中 5人死亡、十数万人避難 カリフォルニア州  

    2020年08月24日

      【シリコンバレー24日時事】カリフォルニア州で15日から続く落雷を原因とする山火事が各地で燃え広がり、住民5人が犠牲になった。州当局によると約1万2000回の落雷が発生し、615件の火災が起きた。   米国立気象局は、今後も落雷は続くと予想する。被害が拡大する恐れがあるとしてサンフランシスコ湾岸地域などに山火事警報を発令した。   米メディアによれば、これまでに州全土で十数万人が避難を強いられた。焼失面積は、富山県の広さを上回る約4450平方キロに拡大した。   カリフォルニア州は22日、トランプ大統領が州知事の要請に基づき今回の山火事を大規模災害に認定したと発表した。トランプ氏は23日の会見で「連邦政府は既に2万6000人以上の対応要員を配置した。州知事らと緊密に協力している」と述べた。   サンフランシスコ湾の北方と南方で続く二つの山火事は、焼失面積がいずれも約1380平方キロに広がり、単一の火災としてはカリフォルニア州でそれぞれ過去2番目と3番目の規模になった。ニューサム知事は「州は史上最大規模の二つの火災と闘っている。前例のない状況だが、われわれはこれを乗り越える」と強調した。   IT産業が集積するシリコンバレー地域でも山火事の拡大に伴い大気汚染が深刻化している。日系企業駐在員も「新型コロナウイルスの感染再拡大と山火事で外に出られない」と厳しい状況を語った。   カリフォルニア州では例年、夏から秋にかけて山火事が頻発している。2018年には同州北部で起きた地元電力会社の設備が火元となった山火事で80人以上が死亡。州史上最悪の犠牲者を出した。 写真:山火事により焼け落ちるカリフォルニア州の家=19日、州北部バカビル    

  • メトロリンク、17歳以下への週末無料サービス開始  

    2020年08月24日

    【ロサンゼルス24日】南カリフォルニアで運行されている列車システム「メトロリンク」が29日から、17歳以下の子供を対象に、週末の乗車を無料にするプロモーションをスタートさせる。運賃を支払った大人1人に対し、子供3人までが無料になり、南カリフォルニアの6郡をどこでも旅できる。大人1人の運賃は10ドル。   メトロリンク側は、電車に自転車やサーフボードを積んで目的地へ向かう旅や、ロサンゼルス・ダウンタウンの歴史ツアーなどを提案。コロナ対策として、電車内や駅のプラットフォームではマスク着用が義務化され、車両内の消毒作業を強化する。 乗客は、オンラインツール「How Full Is My Train」で前もって車両の混み具合を把握できる。  

  • オレンジ郡、新型コロナの監視リストから外れる  

    2020年08月23日

    【ロサンゼルス23日】オレンジ郡が23日、新型コロナの感染が深刻な郡を挙げたカリフォルニア州の「監視リスト」から除外された。オレンジ郡は感染者数が増えた6月末にこの監視リストに加えられたが、現在の感染率は5.4%で、州が定める8%以下の条件をクリアした。 入院患者数が減少し、集中治療室のベッド数と人工呼吸器の数に余裕が出たことも除外の要因。   オレンジ郡の3日の感染者数は153人、死者数は1人で、これまでの合計感染者数は45954人、合計死者数は897人。   監視リストからの除外が15日続けば、公立の幼稚園・小中高校の対面式授業の9月再開が実現する可能性もあるが、営業を再開できるビジネスの種類も含め、近日中に発表される州当局の新たなガイドラインを踏まえて審議される。   同郡近隣のロサンゼルス、リバーサイド、サンバナディーノの各郡はまだ監視リストに入っており、サンディエゴ郡は18日に除外された。    

  • 「黄金州の殺人鬼」に終身刑 迷宮入り事件、DNAで特定  

    2020年08月22日

      【ロサンゼルス22日時事】カリフォルニア州サクラメントの裁判所は21日、1970年代から86年にかけて殺人と強姦を繰り返し、「黄金州の殺人鬼」と呼ばれた被告の男に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。一連の事件は迷宮入りしていたが、2018年に、遺伝子検査で親類を探し出す民間サイトに犯人のDNAを登録し、男の逮捕につながったことが話題になった。   男は、元警官のジョセフ・デアンジェロ被告(74)。米メディアによると、13人を殺害し、約50人を強姦したとされる。被告は、司法取引で罪を認めるのと引き換えに死刑を免れた。判決の言い渡しを前に「傷つけてしまった全ての人に本当に申し訳ありません」と被害者に謝罪した。   被告の逮捕を機に、遺伝子検査サイトで家系図を調べて容疑者を割り出す捜査手法が全米各地で試みられ、次々と凶悪事件の解決に結び付いた。一方、利用者が意図しない形で遺伝子情報が扱われることに懸念も広がった。 写真:21日、サクラメントで謝罪の言葉を述べる「黄金州の殺人鬼」ジョセフ・デアンジェロ被告