全米/ローカルニュース

編集: Weekly LALALA - 2021年01月22日

労組と政治家が港湾労働者へ早急のワクチン接種求める
コロナ感染深刻で貨物輸送が停滞

 

【ロサンゼルス22日】アメリカ国内で最も忙しい港、ロサンゼルス港とロングビーチ港の労働組合は、港湾労働者の新型コロナ感染が深刻化し、人手不足でコンテナの積み降ろし作業などが進まず、このままでは港湾閉鎖の危機に直面するとして、港湾労働者への早期のワクチン接種を求めている。

 

労働組合「International Longshore Workers Union」によると、今月17日の時点で694人の港湾労働者がコロナに感染し、12人が死亡。ロサンゼルス港では、感染者や自主隔離中の濃厚接触者らを含め約1,800人の労働者が欠勤している。

 

コロナパンデミックが始まった当初、同港の貨物量は19%近く急落したが、外出自粛で消費者の購買意欲が高まったこともあり、2020年後半の貨物量は50%近く上昇。港湾の人手不足に追い打ちをかけている。ロサンゼルスとロングビーチの両港では19日、湾外で貨物の積み下ろしを待ち停泊する大型船の数が45隻にのぼり、これは、労使交渉が難航し、西海岸の港湾で貨物輸送が停滞した2014年以来のこと。

 

サンペドロ管轄のナネット・ディアス・バラガン下院議員とロングビーチ管轄のアラン・ロウェンサル下院議員は15日、南加の港湾労働者15,000人へのワクチン接種を早めるよう求める書面を州当局へ提出し、地元の政治家らもこれに賛同している。

 

一方で、ワクチン不足によりロサンゼルス郡内の接種は遅れており、現在は最優先順位の医療従事者、ナーシングホームなど介護施設の入居者ら、65歳以上の高齢者への接種が行われている。

 

 

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