連載・コラム “動く人”の活動NOTE

編集: Weekly LALALA - 2021年01月05日

『書道アートで日系コミュニティを盛り上げ、伝統を広める。』

 

Vol.15

芳田 訓晴さん

書道アーティスト

プロフィール

書道アーティスト

芳田 訓晴さん

書道家の祖父の影響を受け6歳から書道を始める。渡米後、日系コミュニティ・リトルトーキョーで行っていたボランティア活動をきっかけにLAを拠点に書道アーティストとして活躍を始める。新オープン予定の武道館のグッズ制作に貢献。

Kuniharuyoshida.com

TerasakiBudokan.org

@kuni_rhythm


 

ダンサーとして渡米後、どのような経緯で書道を始めたのですか。

書道アートを始めたきっかけは、仕事とダンスの合間に行っていた日系コミュニティでのボランティア活動で書道を披露したことでした。LAにいる日本人として、日系コミュニティに貢献するために出来ることを考えた時に、幼少時代から32年程続けており私の一部でもある書道で盛り上げていくことだと思いました。

 

リトル東京との繋がりは何がきっかけだったのですか。

LAに来てすぐに日本文化や伝統を祝うNISEI WEEKというイベントのボランティアに参加しました。当時英語が出来なかった私に良くしてくれた人々を通して繋がりが広がっていきました。その後はアート系のプロジェクトに参加しリトル東京の歴史について本気で学び始め、製作を担当した短編映画で最優秀賞を受賞したこともあります。

 

訓晴さんがリトル東京で書道を続けるのはなぜですか。

書道を通して自分のメッセージを表現し発信しすることが人々との心の繋がりになるからです。アートを一方的にパフォーマンスするのではなく、お互いの文化を認め尊重し合うことを経験できることが何よりも喜びです。ボランティアを行っていた時、言語の壁を突破するために 「色々な方法で気持ちを表現する大切さ」を学び、それが書道パフォーマンスの目的と重なっていると思います。

 

TERASAKI武道館のグッズにはどのような想いを込められていますか。

武道館はリトル東京のリーダー的団体LTSCによってスポーツやエンタメの場を通して異文化、異世代の交わりを目的とし建設されました。Tシャツをはじめとする武道館オリジナルグッズに印刷されている「道」という字は武道館のプロモーションビデオを製作した時に書いたもので、日本の伝統を広く感じてもらえるようにとの気持ちを込めています。これから先もずっとこのコミュニティに貢献していきたいと思っています。


 

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Vol.6 

Britney TOKYO さん

ネイルアーティスト

 

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    2020年10月27日 “動く人”の活動NOTE

    プロフィール ネイルアーティスト Britney TOKYOさん LAを拠点に活動。各界の著名人を顧客に抱える世界で最も予約が取りづらいセレブネイルアーティスト。ネイルの枠を超えてファッション、アート界へも影響を与え、現在Speedyギャラリーにて自身のアート作品を展示中。 インスタグラム @britneytokyo     現在、コロナによるネイルビジネスへの規制の中、どのような活動をされていますか。 規制で接客ができなかった時期には、商品開発や、アート作成、音楽活動など、この機会に今までやりたかった様々な事に挑戦しました。YouTubeでは、簡単に落とすことができないジェルネイルをしているお客さんが困っているだろうと思い、自宅でできるリムーバルや簡単なネイルアート動画をシェアしました。もともとお客さんの家へ出張してネイルサービスをするスタイルなのですが、そこでも規制通り外でネイルを行っています。   コロナ以前は個展を開かれるなど、アーティストとしても活動されていますが、現在進めているプロジェクトはありますか。 現在サンタモニカのSpeedyギャラリーでアート展示をしています。三密対策をとりながら実際にお越しいただけますし、バーチャルギャラリーも同時オープンしています。オンライン上なら世界中の人々に作品を見ていただけるのでワクワクしています。   自粛期間に始められたことはありますか。 Barbicideという消毒液の扱いに関して勉強しサティフィケートを取得しました。ネイルをする際に以前からこの消毒液を使用していたのですが、これを機にサティフィケートを得てSNSでアピールすることによって、同業者への消毒対策の呼びかけになるし、何よりお客さんに少しでも安心していただけていると思います。   この状況で前向きに活動し続けるコツはなんですか。 コロナで状況が変わったなら、それに合ったビジネスを展開していくだけです。周りのせいにするのではなく、柔軟な考え方を持つことが大切ですね。だから私は今回本当に色々なことを新たに始めたり挑戦したりしています。あとは「頑張ろう」ではなく「今日も楽しもう♬」って気持ちで仕事をしています。楽しい事を探すのがもともと好きなんです。

  • 『他にはない豪華パティオでお客様に恩返し。深まるグループの結束。』

 

Vol.5

椋本脩太郎さん 

HONDA-YA INC.社長

    『他にはない豪華パティオでお客様に恩返し。深まるグループの結束。』   Vol.5 椋本脩太郎さん HONDA-YA INC.社長

    2020年10月20日 “動く人”の活動NOTE

    プロフィール HONDA-YA INC. 社長 椋本脩太郎さん 本多屋TUSTIN本店は1993年に創業以来、寿司、焼き鳥を中心とした日本の伝統料理を数多く揃えている本格居酒屋。料理だけでなく景色や伝統的な雰囲気も味わえる。その後営業開始した割烹本多を率いる同グループは、昔ながらの日本の味を再現し続け、アメリカの歴史に残る日本食レストランを目指す。 居酒屋本多屋 www.izakayahondaya.com     このような豪華なパティオを作られた経緯を教えてください。 弊社は、コロナウイルスの影響によりTOGOのみの営業を余儀なくされ、その後アウトドアダイニングを始めるも毎日焦りに追われておりました。更に現場スタッフたちとの情報共有が足りていなかったことにも気づかされ、今回、スタッフの皆と協力してのパティオスペースリニューアルを考案しました。スタッフと共に「みんなで1つに」というテーマで、店前のエリアに24のテーブルを収容した広くて豪華なパティオを作りました。   パティオ建設の様子はどのようでしたか。 1日お店をクローズして、男性はテントの設置、女性には飾りつけやメニュー作成をしてもらいました。そこで私が見たものは、みんなが前向きに楽しそうに作業する姿でした。スタッフ同士が協力して笑顔で建設している姿を目の当たりにし、チームワークの大切さを改めて感じました。   お客様の新パティオへの評判はいかがですか。 「すごい!」「最高のレイアウト!」「ビアガーデンみたいで居心地がいい!」などお客様を始め、取引業者、通行人の方など様々な方からお声を頂きます。そもそもこのパティオ建設を始めたきっかけは、パンデミックが始まってからたくさんの応援メッセージをくださったお客様に喜んでいただきたく、”他にはないもの”を始めようと思ったからです。パティオが好評なのは大変嬉しいです。   この状況下で頑張る源はなんですか。 いつも本多屋グループで「食」を楽しんでくださっているお客様と、各業者の皆様、グループを助けてくれている弊社スタッフへの感謝の気持ちが大きな原動力です。この経験は私たちにとって非常に価値のある経験であり、このような“経験”をしたことで本多屋グループは今後もお客様のために新しい挑戦ができると確信しております。

  • 『単独地球一周飛行。2ヶ月間で世界16カ国を回る!』

 

Vol.4 

前田伸二さん
Aero Zypangu Project 代表

 

    『単独地球一周飛行。2ヶ月間で世界16カ国を回る!』   Vol.4 前田伸二さん Aero Zypangu Project 代表  

    2020年10月14日 “動く人”の活動NOTE

    プロフィール Aero Zypangu Project代表 前田伸二さん 交通事故により右目を失明するも“片目のパイロット”として空を飛ぶ。シアトルを拠点にNPO団体「エアロ・ジパング・プロジェクト」を設立し、自身の人生を通して夢や希望を届ける講演などを行い、2021年には世界一周フライトを計画。 Aero Zypangu Project www.aerozypangu.com   コロナ前、飛行機の生産管理業務に加え、飛行教官としてやご自身の立ち上げたNPOでもご活躍されていましたが、これらの活動はどのような影響を受けましたか。 現在、仕事はリモートになり、NPOの全活動を中断しています。講演もオンラインで行うなど仕事のスタイルがかなり変わりました。中でも今年の5月に出発予定だった世界一周フライトの延期は大きいものでした。   世界一周EARTHROUNDERミッションを中止にしようと思わなかったのはなぜですか。 2ヶ月間で16カ国を回るこのプロジェクトでは世界中に夢と希望のメッセージを届けるべく、準備をかなり重ねていましたので悔しい想いはありました。ただ、諦めることは出来ずすぐに延期という決断を下しました。2020年を充電期間として計画を見直し、来年、更に大きなものを皆さんに届けようと決意を新たにしました。   この状況でも頑張る源は何ですか。 愛する家族、仲間が私の原動力です。コロナ前は、午前に航空機製造オフィスへ出社、午後は飛行教官として空を飛び、NPOの活動にも力を注いでいたため家を留守にしてばかりでした。家族と一緒にいる時間が増えた今、それまで当たり前だと思っていたことに感謝を感じ、気づかなかった小さな感動を見つけるようになりました。今年の夏に長女が誕生しましたが、それにあたり多くの友人や近所の人々がサポートしてくれました。この状況だからこそ、一人一人が助け合うことで前を向くべきです。   今、人々に一番伝えたいことはなんですか。 私は事故により生死をさまよい片目を失明しました。パイロットになるという夢を一度は諦め、絶望の淵にいた僕が今は空を飛んでいます。私の経験した絶望に比べれば今の生活は天国のようです!「死なない限り人生かすり傷」というように、生きていると様々な困難にぶつかりますが、それでも人生を送れることが素晴らしいと思っています。

  • 『Little Tokyo Eatsで繋がる「食」と「コミュニティ」』

 

Vol.3 

Mike Muraseさん

LTSCサービスプログラムディレクター

 

    『Little Tokyo Eatsで繋がる「食」と「コミュニティ」』   Vol.3 Mike Muraseさん LTSCサービスプログラムディレクター  

    2020年10月06日 “動く人”の活動NOTE

    プロフィール LTSC サービスプログラムディレクター Mike Muraseさん リトル東京サービスセンター(LTSC)でサービスプログラムディレクターとしてコミュニティの活性化に貢献する。老人ホームKeiroと提携する同プログラムを指揮する。 LTSC www.ltsc.org     今回始められたLittle Tokyo Eatsとはどのようなものですか。 自粛命令が出された三月半ばから始めたこのプロジェクトは、リトル東京のレストランで作る食事をリトルトーキョータワーズやその付近に住むご年配の方々に週3回、$3で提供するというものです。なかなか買い物に出かけられず食料に困っている住人の方々と、大きな打撃を受けることになるレストランを助けるために開始しました。   プロジェクトの準備で大変だったことは何ですか。 レストランには通常の代金を払い食事を作ってもらいますが、それを低価格で提供しています。そのためファンドレイズが必要となり心配でしたが、Keiroの大きな募金協力により成り立っています。人々にこのプロジェクトを知らせること、6棟全ての建物の住人のオーダーを取り食事を届けること、5カ国語のオーダー表を作成することなど、大変なことが本当にたくさんありました。   そのような難しいことを乗り越えられた理由は何ですか。 コミュニティの皆さんに、より良い生活を送って頂けるよう働きかけることが私たちの仕事ですので、利用者の喜ぶ声を聞くことが何よりの活力です。かつてたくさんの困難を乗り越えてきた経験がある私たちにとって、今回もまた乗り越えることができるはずだと捉えていました。パンデミックへ迅速に反応し、プロジェクトがスムーズに進むように協力してくれたスタッフやボランティアの皆さんにも感謝しています。   実際に利用した方からの感想をお聞かせください。 利用者の皆さんは、このプロジェクトにより不自由なく食生活が送れること、また、独りではない・孤独ではないと安心して頂いています。注文フォームに感謝の言葉がつづられていることもあり、嬉しいです。定期的に多くの注文が入ることになったレストランも積極的に参加してくれています。

  • 『失われたものに目を向けるのではなく、一生懸命に前へ進む』

 

Vol.2 

淳セニサックさん

Hapa英会話

 

    『失われたものに目を向けるのではなく、一生懸命に前へ進む』   Vol.2 淳セニサックさん Hapa英会話  

    2020年10月01日 “動く人”の活動NOTE

    プロフィール Hapa英会話 淳セニサックさん ロサンゼルスで日米ハーフとして育った経験をもとに「生きた英語」の学習法を発信する。ポッドキャストやYouTubeなど様々な媒体で発信するHapa英会話は莫大な指示を受ける人気ぶり。 Hapa英会話 https://hapaeikaiwa.com     パンデミック後、Hapa英会話ではどのような話題を発信しているのですか。 Hapa英会話のYouTubeやポッドキャストでは、私が住んでいるロサンゼルスの状況を発信しながら、パンデミックにまつわる用語を取り扱ったレッスンをしました。日常生活ではあまり使わない用語をより多くの人たちに知ってもらいたかったので。私自身も馴染みのない用語もあった中、「役に立ちました」と言ってもらえることが嬉しかったですね。具体的に、「novel coronavirus」と「covid-19」の違い、「social distancing」「quarantine」「shelter in place」「lockdown」や、友達が元気かどうか尋ねる表現などを紹介しました。   パンデミックをどう捉えていますか。 自分の中で、「これは自分にはできない」とか「これはこうだ!」と決めつける固定観念が変わってきています。世の中の動きもそうです。例えば、以前はレストランで駐車場にテーブルを置いて食事を提供するなどということはありませんでしたが、今はそれが新しいビジネスの形として受け入れられている。このパンデミックを乗り切るには、柔軟な考え方を持つことが大切だと思っています。   大変な状況の中、活動し続ける理由は何ですか。 何があってもそこから生まれるものが絶対にあると思うからです。私は20代半ばから9年間BYBイングリッシュセンターで学校経営や英語指導に携わっていました。そこでの経験とHapa英会話を続けてきた経験が、今の自分を築いています。失われたものばかりに目を向けて悔やむのではなく、今の自分に自信を持って一生懸命に前に進むのみです。   これからやりたいことは何ですか。 一番大事なことは継続だと思っています。新しいことにチャレンジしつつ、より楽しいHapa英会話を皆さんにお届けしていきたい。世界の流れとともに、自分自身も変化していきたいと思っています。