連載・コラム 専門家コラム

編集: Weekly LALALA - 2020年11月26日

 スペシャリストコラム:起業・経営 

アメリカ投資ビザ取得 1

by aiT Works

 

 

 

【アメリカのビザ現状】

 コロナ影響でアメリカ人の失業率が上がったこともあり、就労系ビザ(H,L,Jなど)の新規取得は非常に難しい状況と言わざるを得ない。コロナ下でも新規取得できるビザが投資によるE2ビザである。

投資E2ビザ取得にはアメリカへの投資に合わせてアメリカ人の雇用が必要なため、アメリカ人の失業率を下げるのに貢献するビザとも言える。

 

 

【現在のアメリカM&A市場】

アメリカ投資ビザの取得には様々な投資アプローチがあり、投資金として計上されるものとそうでないものがある。

アメリカで売却されているビジネスの買収は、投資金として計上されるものである。

私自身も2013年にビバリーヒルズの美容会社のサロンとプロダクトビジネスを買収して投資E2ビザを取得した。

 

現在コロナ影響で人気もブランド力もあった美容サロン、レストラン、ジムなどが想像以上に安い値段で事業売却に踏切っているケースが多い。 中にはコロナ前の価値の1/5以下で売りに出ているケースもある。

コロナ前に売上1ミリオン、純利益10万ドル以上あったレストランが7万ドルで売りに出ていたり、コロナ前に新規オープンしたばかりのモール内サロンが6万5千ドルで売りに出ている。

コロナ終息やコロナ影響が少し落ち着くのをいつと予測するか?にもよるが破格に安い金額で買収できる時期は今冬のみではないだろうか?

 

 

【確実にE2ビザを取得する方法】

より確実に投資E2ビザを取得する方法がある。

通常投資E2ビザの投資金は少なくとも20万ドル程度と言われているがそれよりも多い投資額で買収をする。買収先ビジネスの従業員はアメリカ人で数多く構成されているような案件にする。買収ビジネスは日本食レストラン(寿司、ラーメンなど)などにして日本人のバックグランドにあったものにする。売買契約やリース契約をビザ取得できなかった場合には契約が破棄されるような契約とする。買収案件自体の是非は置いといて、移民局へのアプローチとしてはより取得可能性が高くなる。ビザを出さなかったらアメリカ人の雇用が失われる可能性があるからです。

この方法は投資的な観点から言うと必ずしも良いとは言えない。その他にも投資E2ビザを取得するためのアプローチ方法がいくつかあり、特徴があるので今後のコラムで紹介していきたい。

 

 

【投資E2ビザ取得までの期間】

投資E2ビザ取得までの大まかなプロセスと期間を記します。

  • ビジネス検討・投資検討・買収先検討など:3ヶ月~
  • 投資開始・買収・事業準備など:3ヶ月~
  • E2ビザ書類準備・申請:3ヶ月~
  • 面接予約・面接・取得:3ヶ月~

なお上記はコロナ禍での大まかな目安です。日本に親会社がある、ビジネスが決まっている、買収先が決まっている場合は上記の半分程度になることもあります。コロナ前では1)~4)まで全てで5ヶ月以内でE2ビザ取得できたケースもあります。

 

 

【このような方々にオススメ】

  • 日本の事業である程度成功し、家族でアメリカに住むことを検討
  • 事業や投資で成功し、お子様の教育をアメリカでと考えているご家族
  • 学生ビザ(F1)でアメリカに来たがアメリカで事業をしていきたい方
  • 駐在員として長年アメリカで暮らしているがスポンサーからのビザではなく独立して経営者として事業をしていきたい方

 

 

 

【投資E2ビザ取得 まとめ】

アメリカ就労ビザの新規取得が非常に厳しいアメリカの現状でスポンサーに一切頼らず、依存せず自身の力でアメリカビジネスとアメリカビザを獲得できるビザです。

また雇用を救う観点から現在取得しやすいビザです。また投資のタイミングとしてはかつてないほどに買収案件が安くなっているので今このE2ビザ取得を意識するのには良いタイミングだと思います。

 


 

コラム:高橋 尚志(aITWorks INC)
サイト:https://business-ma.com
弊社サービスに関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ:takashi@aitworks.com
無料相談Lineアカウント:@jp-usa

 

関連記事:その他の専門家コラム

  •  スペシャリストコラム:起業・経営 

美容サロン経営 1

by aiT Works

 

 


 

     スペシャリストコラム:起業・経営  美容サロン経営 1 by aiT Works      

    2020年11月26日 専門家コラム

    2013年Beverly Hillsの高級サロンを買収し、経営が始まりました。 ここではアメリカの美容サロン経営に必要なものについて解説いたします。   ①ライセンス まずアメリカの美容サロン経営でよく聞かれるのがライセンスです。 施術するライセンスと経営するライセンスは別です。 施術するライセンスですがご存知のように日本では美容師免許があります。下記に日本の美容免許を記します。   《日本の美容免許(国家資格)》 美容師:美容師免許 理容師:理容師免許 ネイリスト:なし エステ:なし マツエク:美容師免許   これに対して、アメリカの美容免許は下記のようになっています。   《アメリカの美容免許(カルフォルニア州)》 美容師:コスメトロジーライセンス  理容師:コスメトロジーライセンス バーバー  ネイリスト:コスメトロジーライセンス ネイル エステ:コスメトロジーライセンス エステ マツエク:コスメトロジーライセンス エステ   なお1)コスメトロジーライセンスはネイル、エステの資格も含まれます。   アメリカの美容ライセンスを取得するにはアメリカの美容学校に行く方法もありますが学校の授業内容は日本の美容専門学校と変わらなかったりレベルが低かったりもするので既に美容師免許を取得していたり、日本の美容専門学校を卒業された方はライセンストランスファーがオススメです。詳しくは下記サイトをご覧ください。 https://beauty-academy-la.com     次にサロン経営のライセンスを紹介します。 サロン経営にはEstablishment License、Business Licenseが必要です。 但し、こちらは書類手続きにより取得できます。つまりサロンのリース契約をすれば手続きで取得できるのでコスメトロジーライセンスが無くてもサロンオーナーにはなれます。   またサロンで美容プロダクトの販売をする場合は、Seller’s Permitが必要です。   サロン経営にはEstablishment License、Business License、Seller’s Permit があれば大丈夫です。     ②アメリカビザ さてビザの方はどうでしょうか?こちらも施術者と経営者で異なりますが 美容師(スタイリスト)、ネイルスト、マツエク、エステティシャンの場合、アメリカのビザは3つになります。   アーティストビザ ヘアメイク系の方はこのビザを保持している方がいます。日本で活躍し雑誌やテレビ、インターネットで有名になっている場合は取得可能です。   E2ビザ 日本でマネージャー、管理職経験があれば、アメリカ日系美容サロンがスポンサーになることでこのビザが取得できます。   グリーンカード アメリカ人との結婚やアメリカの美容サロンがスポンサーになることでグリーンカードが取得できます。但し非移民ビザと比べて、取得まで時間がかかります。   サロン経営者の場合は、 投資E2ビザ アメリカで起業し、最低20万ドル程度の事業投資をすることで取得できます。サロンの場合、居抜きでサロンリース契約をするか?美容サロン買収をするか?どちらかになると思います。   グリーンカード アメリカ人との結婚やアメリカの会社がスポンサーになることでグリーンカードが取得できます。但し非移民ビザと比べて、取得まで時間がかかります。   ビザなし ビザが無くてもアメリカで代行する人間を立てることでサロン経営は可能です。日本で美容サロン経営している場合はこの形態を取ることがあります。     ③スタイリスト 美容サロン経営にスタイリストは欠かせません。 人材リサーチサイトもあり、アメリカ人のスタイリストを探すのは比較容易です。但し、日本とは異なり問題をおこすスタイリストも多いのでサロン経営の最初は日系のスタイリストを何人か契約するのが良いと思います。日系スタイリストをお探しの方々は下記をご参考に。 https://aitworks.com/jp/   なおスタイリストとの契約は一般に下記がありますが経験を踏まえて意見も記します。   Payroll 日本でいう正社員です。CA州最低時給保証が必要です。ウォークインが多く、流行っているサロンの場合はPayroll契約がオススメです。   Independent Contractor かつてコミッション契約の場合は、この契約形態が多かったと思います。CA州のレギュレーションが厳しくなりスタイリストからEDDにレポートされたり、訴えられるケースもあるため、あまりオススメできません。   ブースレント 私の経験ではこのブースレント契約がオススメです。ブースの場所貸しの契約なので基本的にスタイリストから毎週または毎月一定額のお金を受け取る形になります。なおビバリーヒルズでは$500-$700/Boothが相場でしたがエリアやウォークインの多さによっても相場は変わります。     ④プロダクト プロダクトは50%程度で仕入れて販売することもできますがオリジナルプロダクトの開発もできます。私の場合はサロン前オーナーが開発していたシャンプー・コンディショナー・スタイリング剤の権利も買収したのでカルフォルニアの原料工場(OEM)やオリジナルボトルのメーカーとの取引をして、リニューアルした美容プロダクトもリリースしました。 現在は、日本のOEM・ODMメーカーとのお付き合いもあり逆輸入で日本のTVショッピングでの販売展開も可能です。プロダクト開発やマーケティングについては今後のコロムで別途記しますますがアメリカでの美容プロダクト開発やマーケティングにご興味ある方はお問い合わせください。 https://yukaenterprises.com 424-216-2444 高橋     ⑤リース契約 リース契約は3年から5年の契約になると思いますが一度契約を交わすとコロナ下であっても支払い義務があるので場所を慎重に選ぶ必要があります。また新規工事でサロンを造るのは現実的ではありません。工事もStateBoardの認可も非常に時間がかかるので基本的には以前サロンだった場所を選択することになります。ビジネス的にも資産価値としても場所のよい、ウォークインの多いところをお勧めします。良い場所でしたら5年後に2倍以上の価値で売却も可能です。   次回に続く。     コラム:Yuka Takahashi サイト:https://business-ma.com 弊社サービスに関するご質問など、お気軽にお問い合わせください。 問い合わせ:takashi@aitworks.com 無料相談Lineアカウント:@jp-usa