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編集: Weekly LALALA - 2020年11月26日

 スペシャリストコラム:起業・経営 

美容サロン経営 1

by aiT Works

 

 

 

2013年Beverly Hillsの高級サロンを買収し、経営が始まりました。

ここではアメリカの美容サロン経営に必要なものについて解説いたします。

 

①ライセンス

まずアメリカの美容サロン経営でよく聞かれるのがライセンスです。

施術するライセンスと経営するライセンスは別です。

施術するライセンスですがご存知のように日本では美容師免許があります。下記に日本の美容免許を記します。

 

《日本の美容免許(国家資格)》

  • 美容師:美容師免許
  • 理容師:理容師免許
  • ネイリスト:なし
  • エステ:なし
  • マツエク:美容師免許

 

これに対して、アメリカの美容免許は下記のようになっています。

 

《アメリカの美容免許(カルフォルニア州)》

  • 美容師:コスメトロジーライセンス 
  • 理容師:コスメトロジーライセンス バーバー 
  • ネイリスト:コスメトロジーライセンス ネイル
  • エステ:コスメトロジーライセンス エステ
  • マツエク:コスメトロジーライセンス エステ

 

なお1)コスメトロジーライセンスはネイル、エステの資格も含まれます。

 

アメリカの美容ライセンスを取得するにはアメリカの美容学校に行く方法もありますが学校の授業内容は日本の美容専門学校と変わらなかったりレベルが低かったりもするので既に美容師免許を取得していたり、日本の美容専門学校を卒業された方はライセンストランスファーがオススメです。詳しくは下記サイトをご覧ください。

https://beauty-academy-la.com

 

 

次にサロン経営のライセンスを紹介します。

サロン経営にはEstablishment License、Business Licenseが必要です。

但し、こちらは書類手続きにより取得できます。つまりサロンのリース契約をすれば手続きで取得できるのでコスメトロジーライセンスが無くてもサロンオーナーにはなれます。

 

またサロンで美容プロダクトの販売をする場合は、Seller’s Permitが必要です。

 

サロン経営にはEstablishment License、Business License、Seller’s Permit

があれば大丈夫です。

 

 

②アメリカビザ

さてビザの方はどうでしょうか?こちらも施術者と経営者で異なりますが

美容師(スタイリスト)、ネイルスト、マツエク、エステティシャンの場合、アメリカのビザは3つになります。

 

アーティストビザ

ヘアメイク系の方はこのビザを保持している方がいます。日本で活躍し雑誌やテレビ、インターネットで有名になっている場合は取得可能です。

 

E2ビザ

日本でマネージャー、管理職経験があれば、アメリカ日系美容サロンがスポンサーになることでこのビザが取得できます。

 

グリーンカード

アメリカ人との結婚やアメリカの美容サロンがスポンサーになることでグリーンカードが取得できます。但し非移民ビザと比べて、取得まで時間がかかります。

 

サロン経営者の場合は、

投資E2ビザ

アメリカで起業し、最低20万ドル程度の事業投資をすることで取得できます。サロンの場合、居抜きでサロンリース契約をするか?美容サロン買収をするか?どちらかになると思います。

 

グリーンカード

アメリカ人との結婚やアメリカの会社がスポンサーになることでグリーンカードが取得できます。但し非移民ビザと比べて、取得まで時間がかかります。

 

ビザなし

ビザが無くてもアメリカで代行する人間を立てることでサロン経営は可能です。日本で美容サロン経営している場合はこの形態を取ることがあります。

 

 

③スタイリスト

美容サロン経営にスタイリストは欠かせません。

人材リサーチサイトもあり、アメリカ人のスタイリストを探すのは比較容易です。但し、日本とは異なり問題をおこすスタイリストも多いのでサロン経営の最初は日系のスタイリストを何人か契約するのが良いと思います。日系スタイリストをお探しの方々は下記をご参考に。

https://aitworks.com/jp/

 

なおスタイリストとの契約は一般に下記がありますが経験を踏まえて意見も記します。

 

Payroll

日本でいう正社員です。CA州最低時給保証が必要です。ウォークインが多く、流行っているサロンの場合はPayroll契約がオススメです。

 

Independent Contractor

かつてコミッション契約の場合は、この契約形態が多かったと思います。CA州のレギュレーションが厳しくなりスタイリストからEDDにレポートされたり、訴えられるケースもあるため、あまりオススメできません。

 

ブースレント

私の経験ではこのブースレント契約がオススメです。ブースの場所貸しの契約なので基本的にスタイリストから毎週または毎月一定額のお金を受け取る形になります。なおビバリーヒルズでは$500-$700/Boothが相場でしたがエリアやウォークインの多さによっても相場は変わります。

 

 

④プロダクト

プロダクトは50%程度で仕入れて販売することもできますがオリジナルプロダクトの開発もできます。私の場合はサロン前オーナーが開発していたシャンプー・コンディショナー・スタイリング剤の権利も買収したのでカルフォルニアの原料工場(OEM)やオリジナルボトルのメーカーとの取引をして、リニューアルした美容プロダクトもリリースしました。

現在は、日本のOEM・ODMメーカーとのお付き合いもあり逆輸入で日本のTVショッピングでの販売展開も可能です。プロダクト開発やマーケティングについては今後のコロムで別途記しますますがアメリカでの美容プロダクト開発やマーケティングにご興味ある方はお問い合わせください。

https://yukaenterprises.com

424-216-2444 高橋

 

 

⑤リース契約

リース契約は3年から5年の契約になると思いますが一度契約を交わすとコロナ下であっても支払い義務があるので場所を慎重に選ぶ必要があります。また新規工事でサロンを造るのは現実的ではありません。工事もStateBoardの認可も非常に時間がかかるので基本的には以前サロンだった場所を選択することになります。ビジネス的にも資産価値としても場所のよい、ウォークインの多いところをお勧めします。良い場所でしたら5年後に2倍以上の価値で売却も可能です。

 

次回に続く。

 


 

コラム:Yuka Takahashi
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    2020年11月26日 専門家コラム

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