編集: Weekly LALALA - 2020年10月27日
『バーチャルギャラリーで、世界中に私のアートを見てほしい!』
Vol.6
Britney TOKYO さん
ネイルアーティスト

プロフィール
ネイルアーティスト
Britney TOKYOさん
LAを拠点に活動。各界の著名人を顧客に抱える世界で最も予約が取りづらいセレブネイルアーティスト。ネイルの枠を超えてファッション、アート界へも影響を与え、現在Speedyギャラリーにて自身のアート作品を展示中。
インスタグラム
@britneytokyo
現在、コロナによるネイルビジネスへの規制の中、どのような活動をされていますか。
規制で接客ができなかった時期には、商品開発や、アート作成、音楽活動など、この機会に今までやりたかった様々な事に挑戦しました。YouTubeでは、簡単に落とすことができないジェルネイルをしているお客さんが困っているだろうと思い、自宅でできるリムーバルや簡単なネイルアート動画をシェアしました。もともとお客さんの家へ出張してネイルサービスをするスタイルなのですが、そこでも規制通り外でネイルを行っています。
コロナ以前は個展を開かれるなど、アーティストとしても活動されていますが、現在進めているプロジェクトはありますか。
現在サンタモニカのSpeedyギャラリーでアート展示をしています。三密対策をとりながら実際にお越しいただけますし、バーチャルギャラリーも同時オープンしています。オンライン上なら世界中の人々に作品を見ていただけるのでワクワクしています。
自粛期間に始められたことはありますか。
Barbicideという消毒液の扱いに関して勉強しサティフィケートを取得しました。ネイルをする際に以前からこの消毒液を使用していたのですが、これを機にサティフィケートを得てSNSでアピールすることによって、同業者への消毒対策の呼びかけになるし、何よりお客さんに少しでも安心していただけていると思います。
この状況で前向きに活動し続けるコツはなんですか。
コロナで状況が変わったなら、それに合ったビジネスを展開していくだけです。周りのせいにするのではなく、柔軟な考え方を持つことが大切ですね。だから私は今回本当に色々なことを新たに始めたり挑戦したりしています。あとは「頑張ろう」ではなく「今日も楽しもう♬」って気持ちで仕事をしています。楽しい事を探すのがもともと好きなんです。


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『カリフォルニアスタイルを表現したジュエリーがローカルで大注目!』 Vol.13 Kaori Matsutsuruさん ジュエリーデザイナー・ファウンダー
2020年12月15日 “動く人”の活動NOTE
プロフィール ジュエリーデザイナー・ファウンダー Kaori Matsutsuru 福岡県出身。カナダにてジュエリーショップで働き、ジュエリー、天然石、ネイティブインディアンアクセサリーの勉強・販売経験を積む。昔からの趣味と経験を生かし、オーダーが入ってから一つ一つ手作りをするオーダーメイド式ジュエリーブランドを立ち上げる。 KAORIFORNIA kaorifornia.com 「KAORIFORNIA」はどのような商品を販売しているブランドですか。 天然石、ナチュラルウッドビーズ、14Kゴールドフィルドなどを使用したハンドメイドジュエリーを販売しています。ジュエリー素材の質とナチュラルで地球に優しい梱包にこだわることで、環境問題に貢献しながらもファッショナブルなブランドを目指しています。「KAORIFORNIA」のジュエリーを身に着ける全ての方の魅力や自信を引き出し、皆様が輝けるような作品を心を込めて一つ一つ手作りしています。 ブランド立ち上げのきっかけとCaliforniaにこだわる理由は何ですか。 昔からDIYが好きでアクセサリーを自作したり友達にプレゼントしたりしていました。それを着用し輝いている人の姿を見ることの楽しさがブランドの立ち上げを実現したきっかけです。カリフォルニアのキラキラしている太陽、ヤシの木が並ぶリゾートやビーチ。ラグジュアリーなロサンゼルス都市とセレブリティライフのイメージが大きなインスピレーションです。そんな街に住む人々のユニークさと、私、Kaori自身の要素をミックスする意味で、「KAORIFORNIA」と名付けました。 オススメ商品は何ですか。 ビーズにエッセンシャルオイルを含ませ、アロマ効果をオシャレに持ち運べる“ヒーリングスパブレスレット”です。天然石のパワーと、エッセンシャルオイルの効能(ストレス解消、頭痛解消、免疫力向上、リラックス効果)で、いつでもスパにいるような気分になれます。 次のプロジェクトや事業展開の予定はありますか。 男女問わず楽しめるユニセックスブランドを目指し、カップルやお友達、大切な家族とお揃いにできる商品を増やす予定です。また、パンデミックでのニーズに対応しハンドメイドマスクの販売も始めました。そちらの好評を受け、ライフスタイルブランドとして、ジュエリー以外のアパレルや小物も展開していきます。「KAORIFORNIA」の商品で皆様をエンパワー、応援します!
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『起業から1ヶ月で5万本販売の実績の "草ストロー" 』 Vol.12 大久保夏斗さん 合同会社HAYAMI代表
2020年12月08日 “動く人”の活動NOTE
プロフィール 合同会社HAYAMI 代表 大久保夏斗さん 東京農業大学国際農業開発学科2年生。ベトナムでバックパーカーをしていた兄と兄が現地で出会った若者と協力、資金を出し合い環境に優しい草ストローを開発。現役大学生で会社を設立する。 HAYAMIの草ストロー www.hayamigrassstraw.com 会社設立を決心されたほどの草ストローの魅了や利点は何ですか。 草ストローは完全性分解性です。植物の茎をそのまま利用しているため、使用後に道端の草木と同じように自然に分解されます。また、原料の草をベトナムのホーチミン郊外で栽培しているため、農民の雇用を創出し、途上国支援にも繋がっています。中学生の時にSNSでウミガメの鼻にストローが刺さっている動画見て衝撃を受けてから、世界のプラスチック使用量を抑える方法はないかとずっと考えており、そこで知った草ストローの存在を広めていくことに躊躇はありませんでした。 コロナ渦でのプロジェクト進行、多くの壁をどう突破しましたか。 コロナによって多くの飲食店が閉店となり、コストの高いストローの導入は難しいという声も頂きましたが、まずは草ストローのストーリーと目的を理解してもらうことに専念しました。また、専門機関での検査を実施し、安心安全な商品作りを心掛けました。全てのきっかけである草ストローの存在を教えてくれ、共に会社を立ち上げた兄は、アメリカ留学やバックパッカーの経験があります。日本に比べて起業が盛んなアメリカ生活の経験が起業に対するハードルを下げてくれました。 草ストローを通して、環境問題を特に若い世代に知ってもらいたいと思うのはなぜですか。 渋谷などの都会では、飲みかけのタピオカが道端に捨てられ、ゴミ箱は溢れています。そんな世界の将来を担う私たちが行動を起こすことが重要であると思うので、若い世代に環境問題を知って行動してもらいたいと思っています。私たちより上の世代に「若者が頑張っているから」と良い影響を与えたいです。 今後の事業発展の予定を教えてください。 まずは日本での安定供給を目指し集中していますが、アメリカからの連絡もいくつか頂いていますし、いずれは世界へ発展させていきたいです。ストローだけでなく、日本の伝統工芸とコラボした製品などを作り、海外へのアピールにも取り組む予定です。
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『複雑なアメリカの医療制度も共に学ぶ。Keiroの「癒しケア」』 Vol.11 八浪祐一・エドウィン医師 「癒しケア」担当医
2020年12月01日 “動く人”の活動NOTE
プロフィール 「癒しケア」担当医 八浪祐一・エドウィン医師 Keiroのサポートのもとサービスを提供する「癒しケア」医師。ニューヨークで内科研修医として務めた後、沖縄で内科勤務医兼ホスピス部門の医長を務める。ロサンゼルスの退役軍人病院ではホスピスおよび緩和ケアのフェローシップを修了。日・英医学用語に堪能。 Keiro 癒しケア https://www.keiro.org/jp/iyashi-care Keiroとのパートナーシップで機能する「癒しケア」はどんな人のためのサービスですか。 病気が重篤な場合や、身体的・精神的に介護支援が必要な高齢の方のサポートを行うものです。クリニックで、あるいは自宅に伺い様々な側面における治療のサポートや相談をする専門医療で、医療的には「緩和ケア」と呼ばれます。家族との相談、書類の用意、将来の準備などの難しいステップを共に進めていき、悩みの種となる複雑なアメリカの保険・医療制度の説明なども行うことがこのプログラムの特徴です。 「癒しケア」がKeiroのプログラムの中で注目される理由は何ですか。 幅広いニーズに対応する柔軟なプログラムだからです。私は日本で医療に携わっていた経験があるので、日本の治療と比較しながら利用者の不安にお答えしている点でも皆様に安心していただいています。また、医療費や介護費に関して気にされている利用者に金銭的負担をかけないよう、全てのコンサルティングを無料で提供、その費用をKeiroが負担しています。 パンデミック中はどのようにして利用者のケアを進めていましたか。 パンデミックが始まってからはZoomのビデオ通話でコンサルティング(テレヘルス)を行うことが多くなりました。ただ、実際にお会いしたほうが良いと判断した場合はマスク、フェイスシールド、ガウン、手袋をして自宅診察をすることもあります。パンデミックの恐怖の中、治療のため医者に行くのを躊躇される患者さんもいらっしゃいますが、本当に必要な医療を見極めるための相談も行っています。 「癒しケア」は今後、利用者にとってどのような存在になることを目指していますか。 地域の高齢者とそのご家族にとって、困ったり迷ったりしたらここに頼れるというような存在を目指しています。病気と戦うということはただ病を治すだけといったシンプルなものではありません。我々が可能な限り、全面サポートします。
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『一人で悩まないで!人生再出発はできます。』 Vol.10 室井絢子さん JaZoo.Inc代表
2020年11月24日 “動く人”の活動NOTE
プロフィール JaZoo. Inc代表 室井絢子さん 自らが家庭内暴力の被害を受けCPAFへ逃げ込む過去を持つ。現在は、自身のアパレル系会社Jazoo.Incを立ち上げるほどに完全社会復帰を遂げ、自身のターニングポイントともなったCPAFを世界へ広げるために新NPO法人Ouka Foundationの設立に携わり活動中。 CPAF無料ホットライン 1-800-339-3940 CPAF(Center For The Pacific Asian Family)はどんなサービスですか。 家庭内暴力(DV)や性的暴行(AS)の被害にあった方々と、その子供たちを無料でサポートしています。無料ホットラインは24時間対応、緊急シェルターでは過去40年にわたって確立されたケア方法で被害者の方々をお迎えしています。30ヶ国に及ぶ言語・文化に合わせての対応が我々の強みです。私もCPAFにお世話になった一人です。過去にどん底にいた私は今、CPAFに救われ会社を設立する程に社会復帰し、一児の母として強く生きることができています。 パンデミックが始まってからどのような問い合わせが目立ちますか。 SNSでの呼びかけを始めたこともあり、問い合わせの数が去年の4倍にまで増えました。収入が無くなり、家にこもりきりの生活が続くと、そのストレスからの言い争いが暴力へ発展するケースが多いようです。また最近は目に見える傷は負わせない精神的なDVも増えています。 パンデミック中に感じたこと、利用者のために働き続けたいと思う理由は何ですか。 毎週、Zoomを通して利用者の皆さんとお話しする時間をもっております。皆さんがおっしゃるのは、シェルターにいる間は毎日が不安との戦いですが、パンデミックの影響もあり、社会復帰しようとしても家探しや仕事探しが更に厳しいということです。そんな人々の力に少しでもなれればといつも思っております。 被害に遭われていて、一人で悩んでいる方にメッセージをお願いします。 1番伝えたいのは、悪いのはあなたではないということです。自分にも非があるから、親を心配させたくないから、子どもが可哀想だからといろいろ考え、我慢してしまうことがあると思います。でも最も大切なものはあなたの幸せです。親も友達も子どもたちもみんなあなたの心からの笑顔を見たいはずです。絶対に大丈夫。諦めないでCPAFに電話してください。扉は開きます。
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『Uber乗客からの評価は☆4.99!夢を追う人々に出会えるのがUberの醍醐味です。』 Vol.9 昌木 等さん 俳優/Uberドライバー
2020年11月17日 “動く人”の活動NOTE
プロフィール 俳優 / Uberドライバー 昌木等 LAを拠点に活動し、これまで数々のアメリカ映画に出演。更にUberドライバーとしても7年近く勤務し、乗客から多くの高評価を得る人気ドライバー。海外で活躍する日本人Uberドライバーとして公式宣伝動画にも出演。短編コメディー「Actors Life in Hollywood」はYouTube にて公開中。 インスタグラム・Facebook @hitoshi_masaki_win www.facebook.com/hitoshi.masaki.1 俳優活動とUberドライバーの両立を始めたきっかけは何ですか。 LAでの俳優活動を始めたタイミングでUberドライバーも始めました。きっかけは、俳優活動の空いた時間にできる副業として、時間拘束のないUberドライバーの仕事が最も適切であったからです。 始めてみると驚くことに、ヒットドラマのクリエーターやアニメの監督を乗客として乗せることがありました。私が俳優であることを知り興味を持ってくれたり、名刺を頂けたりする瞬間に、この両立をしていて良かったと思います。 パンデミック中にUberから指示されたコロナ対策を教えてください。 マスク着用や、車内の消毒・換気の徹底です。特に、マスクを着用しているセルフィーを提出しないとアプリが起動せず仕事が始められないようなシステムには驚きながらも従っております。普段の生活の中でも自分自身の健康に気を使っています。俳優活動のためにもUberドライバーとしても、健康は第一ですので。 昌木さんにとっての、Uber ドライバーだからこそ見える世界とは何ですか。 Uber ドライバーを始めてからは、LAの端から端までドライブし、様々な街の様子や起こっていることを目の当たりにしてきました。運転中に平和デモや選挙結果に盛り上がっている集団に遭遇したこともあります。また、LAには世界中から夢を追いチャレンジしに来た人々が沢山います。乗客と運転手としてそのような人々と出会い、交流することは物凄く楽しいですし、私を人間として裕福にしてくれます。 現在、進められているプロジェクトはありますか。 私が出演する環境問題に関するドキュメンタリーフィルム「Mind」が来年の春に公開予定です。日本とLAの物語を交え、地球が抱える問題を世界が一丸となり取り組むきっかけとなる作品になると思います。俳優活動でも、Uberドライバーとしてでも、世界中の人との出会いを大切に、私から皆さんへ夢と希望を与えていきたいです。